ここでは、問題をできるだけ早く解決するためのガイドラインを示しています。

以下は、LANSAサポートにお問合せをいただいた際に必要となる情報です。このリストには、お問い合わせの前に収集して頂きたい情報が含まれています。これらの最低限の情報を事前に提供いただくことで、回答時間を改善することができます。

お問合せ時に必要となる一般的な情報:

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すべての問題は解決することが重要なことは理解しています。しかし、稼働中のシステムに影響を及ぼすもの、すぐに解決する必要がある重要な問題、開発中に見つかる比較的時間的な余裕のある問題もあります。これらの緊急性についての状況をLANSAサポートに提供ください。緊急性の高い問題を優先して対応させていただきます。

LANSAサポートにお問合せいただく場合は、常に緊急性とその理由を含めるようにしてください。

個々の問題の緊急性がエスカレーションの優先順位と応答時間に影響し、最終的にEPC等の修正パッチが作成されるかどうかが判断されることを忘れないでください。

緊急性に関する情報は、不具合に関するもののみに限らず、質問に対するもの、拡張の要望等に対するものにも提供ください。

お問合せに緊急性の情報が無いものは、LANSAサポートは緊急度を低いものと判断し、より緊急度が高いと判断できるものを優先して対応し、応答時間にも影響します。

再現性の無い問題か、毎回起きる再現性が有る問題かを確認ください。再現性のない問題は、LANSAサポートも問題を確認や分析ができないという同じ問題に直面する可能性があります。できるだけ問題が起こる場合の共通の原因や問題が再現するパターンを特定するようにしてください。

たとえば、プログラムのどのコードのどの行で問題が発生するのかを、LANSAデバッグツールを使用して問題を絞り込んでください。

問題が特定のPCやサーバーで発生する場合は、環境に依存する可能性があります。調査の対象を絞り込むために、PCやサーバー間の相違点を特定してください。

どの製品をご利用いただいているかが、LANSAサポートでは特定できないことがあります。たとえば、Visual LANSA、LANSA for i、Webでドロップダウンエラーが発生する可能性があります。誤解や混乱を避けるため、問題を報告しているLANSA製品を常に示してください。さい。機能拡張等の要望についても同様です。

サポート対象のLANSAソフトウェアを使用していることを確認してください。正式にサポートされているLANSAの現在のバージョンについては、LANSAソフトウェアのサポートに関する記述 を参照してください。LANSAサポートに問題についてお問合せをいただく場合は、問題が発生するEPCレベルをお伝えいただく必要があります。EPCは、LANSA製品の修正と新しく追加された機能の両方を提供します。またEPCレベルを確認して最新のEPCレベルになっていることを確認する必要があります。これには2つの利点があります。

  1. 問題がより新しいEPCによって修正されたかどうかを判断するのに役立ちます。
  2. LANSAが提供する一時的な修正は、最新のEPCレベルに基づいて行われるため、その修正プログラムを利用するには、そのEPCレベルをご利用いただいている必要があります。

サポートしているオペレーティングシステム、サードパーティ製品については、LANSA Supported Platformsのドキュメントを参照してください。サポートされていないバージョンのWindowsまたはIBM iでのみ問題を再現できる場合は、サポートされているO/Sを利用することで解決する可能性があります。

動作していたソフトウェアが、原因不明で突然動作しなくなることがあります。ほとんどの場合、その状況を解明することができます。一見無関係に思えるものでも、マシン上やネットワークで変更されている可能性のあるものは無いか調査してみてください。例としては、ウイルスチェッカーのインストール、PTFの適用、新しいビデオカードの使用などがあります。ウイルスチェッカーの場合は、潜在的なウィルスとしてファイルに誤ってフラグを付ける可能性があり、LANSAが正しく機能しない場合があります。

まず、配布されたデモ素材とフィールドとファイルを使用して、限定的な環境で問題を再現することを試みてください。IDEのクイックエクスポート機能を使用すると、問題を再現するのに必要なすべての素材をすばやくパッケージ化することができます。そのパッケージをお送りいただくことで、LANSAサポートはインポート、コンパイル、実行するだけで問題をすばやく確認できます。特に大規模アプリケーションや複雑なアプリケーションの実行時に問題が発生した場合は、パッケージ化することは困難です。この場合は、LANSA導入時に配布されたデモ素材を使用して問題を再現して、クイックエクスポートでパッケージ化していただくことで、LANSAサポートは修正が必要な場合でもより早く対応を進めることができます。

IBM iサーバーで生成されたジョブログを確認してください。 ジョブログには、問題の解決につながる障害に関する関連情報が常に含まれています。これを読むことで、問題の答えを比較的簡単に得ることができます。(ヒント:ジョブログは終わりから遡って読んでください)問題がLANSA for iまたはIBM iクライアント・サーバーに関連して記録されている場合、サポート担当者は必ずジョブログが必要になります。ジョブログをLANSAサポートに送るときは、内容が重要と思えるかにかかわらず、一部ではなく、ログの全体を送るようにしてください。

トレースをオンにして、生成された出力を確認します。トレースは一般的に開発者向けツールであり、お客様がトレースファイルやログを理解したり解釈できることを期待しておりません。ただし、ライセンスの有効期限が切れているなどのメッセージが表示された場合など、問題の内容を明確に示すメッセージが表示されている場合があります。トレースファイルには、ジョブに関する重要な情報が含まれています。

通信の問題のトラブルシューティングとレポートの詳細については、ここをクリックしてください(英語)

どのIBM iジョブもジョブログを生成するのと同様に、Webジョブもジョブログを生成します。。

Webサーバーへの接続が確立できなかった場合は、ここをクリックしてください(英語)

LANSA配布ツールは、DPCREATE.LOGとX_IPARAM.DATの2つのファイルを生成します。配布ツールの問題を報告する前に、これら2つのファイルがあることを確認してください。

配布ツールの問題の報告の詳細については、ここをクリックしてください(英語)

LANSAサポートが問題の特定、解決を行う最短の方法は、個別のデバッグ環境で問題を再現できる場合です。アプリケーションと実行環境の全体を必要とせずに問題を再現できるテストケースがある場合は、パッケージ化してLANSAサポートに送信する必要があります。これにより、LANSAサポートはインポートとコンパイルと実行が可能です。これは問題の再現を速やかに行う方法であり、問題解決のための第一歩となります。IDEのクイックエクスポート機能を使用すると、問題を再現するのに必要なすべての素材をすばやくパッケージ化することができます。'クロスリファレンス'や'カスケード選択'オプションを使用して、関連するすべてのオブジェクトをパッケージ化してください。