2021年はLANSAローコード進化の年
振り返ってみると私たちローコード市場は多くのことを経験し、進化してきました。
ローコード・プラットフォームの IDE 範囲内でアプリケーションが完結できることを売りにして、アマチュア市民開発者の満足度を勝ち取る競争が行われていたように思います。
多くのプラットフォームで優先されていたのは、エンド・ユーザーがアプリケーションを構築して、そのチームのメンバーが職場環境で使用できるようにすることでした。
このような状況下で、みるみるうちにローコードとノーコードの境界線が曖昧になりました。
周囲のソリューション・プロバイダーがドラッグ・アンド・ドロップのみで完成できる開発ソリューションの最適化に取り組む中、LANSAはそれまで通り、開発者を中心としたソリューションの最適化に焦点を当て、開発者がより合理的かつ効率的にアプリケーションを開発できるよう取り組んできました。
古い考えだと思われるかもしれませんが、私は、ローコードの利点を可能な限り活用しながらも、開発者にはコーディングは常に必要だと信じています。
これからも大企業や中小企業は、ビジネスの重要な部分を処理できる複雑なアプリケーションを追求し続けることでしょう。そして今後も、開発者にはその構築が求められるでしょう。
これを効果的に行うためには、ローコード機能を活用することになりますが、同時にコーディング力と柔軟性も必要となります。ローコード向上のための努力は続けられていますが、それだけでは十分ではありません。
LANSAはこれからも、開発者にとってより効果的で強力な製品を目指します。
では、冒頭のポイントに戻りましょう。
LANSAでは、同じ IDE 内で堅牢な 1 つの言語によるコーディング・ソリューションをローコード・ツールとして提供することに価値があるとの考えから、意図的にローコードに対してはハイブリッドなアプローチをとってきました。
V15+ のリリースでは、Visual LANSA に 「プログレッシブ Web アプリケーション (PWA)」 を実装することで、大きな一歩を踏み出しました。このリリースにより、PWA が統合されたローコードを、Visual LANSA 内ですべて完成できるようになり、LANSA はこのクラスで最高のリーダー的存在となりました。
V15+ 以降、Visual LANSA で作成された Web アプリケーションには、PWA に必要なコンポーネントが自動的に割り当てられます。
新しいWeb サイトの登場、V15+ の導入に加え、今後予定されている多数の新リリースなど、2021年以降もLANSAにとって素晴らしい年になることは間違いありません。