
CASTの緊急対応スタッフがLANSAで情報を手元に
Visual LANSAアプリケーションは、展開がより速く、より安定しています。
概要
- 使用製品: Visual LANSA
トロントの児童支援協会(CAST)は、北アメリカで最大の子供福祉団体です。CASTはトロントエリアで、幼児虐待と養育放棄の防止プログラムを開発して、子供に高い品質の家庭外の保護を提供しています。1999年に、CASTは9000を超える家族と24,000人の子供を保護しました。CASTは、カナダ政府の出資で年間1億ドルの予算を持っています。CASTは、700人のスタッフおよび600人のボランティアで運営されています。
歴史的にCASTは、AS/400データベースとWindows環境が連携するようにLANSAのミドルウェアと、ユーザー・インターフェースにVisual Basic(VB)を案件管理システムに使っていました。政府規制の変更と、その後の多くの追加の書式ために、Visual Basicによる再開発を少なくとも8ヶ月かかるとCASTは見積っていました。CASTは、その代わりにVisual LANSAを使うことを決めましたが、プロジェクトは3ヶ月しかかかりませんでした。
CASTの情報サービスディレクターであるサミュエル・リーは、次のように話しました。「Visual Basicの推定8ヶ月からVisual LANSAの3ヶ月まで開発期間を落せたのは、劇的な生産性の向上によるものです。しかし、効果はそれだけではありませんでした。Visual LANSAアプリケーションは、展開がより速く、より安定しています。」
CASTにとって、24時間瞬時に情報のアクセスが可能であることは必須であり、時として文字どおり生死にかかわる問題
挑戦
CASTにとって、24時間瞬時に情報のアクセスが可能であることは必須であり、時として文字どおり生死にかかわる問題です。CASTが扱うケースの45%以上は、彼らが既に接触を持っている家族と子供のものです。従って履歴を保持することは必須です。履歴情報を使い、例えば、援助労働者に対する暴力の履歴があれば、警察を巻き込むことが賢明であり、システムは、重大な事犯を認識し、即時に警告を与える必要があります。
サミュエルは、書式とテキスト処理機能がWindows環境を必要とするにもかかわらず、100%稼働の必要性がどのようにCASTをAS/400に留まらせたかを説明しました。「400人を超える社会福祉士に、単に大量のデータの提供を24時間保証することは、Windows環境でやりたいことではありません。私は、あえてAS/400環境でその提供を保証したいと考えました。私達のケース管理システムは、名前、アドレス、生年月日などの従来の構造化されたデータベース情報が必要である一方で、家庭訪問、警察捜査、他の出来事についてのレポートなどの叙述的な内容を連携させる必要があります。出来事のテキストベースの記録に、スペルチェックとワードラッピングが提供することができ、同時に短時間にAS/400の上のデータとアプリケーションと融合することができるソリューションが、私達には必要でした。」
90年代半ばに、LANSAのオープン・ミドルウェアとVisual Basicの組み合わせは、その時代に最もよいソリューションでした。その組み合わせは、AS/400の頑丈さと、Windowsの使い易いユーザー・インターフェースを提供しました。しかし、LANSAミドルウェアとリポジトリは、ODBCによる接続に比べて開発生産性と性能的な成果を得ることができましたが、VBには厳しいCAST環境において欠点がありました。
「開発環境の生産性は十分ではありませんでした。VBでは、本来のモジュラー設計や再使用可能なコンポーネントは現実的ではありませんでした。私達には、絶え間なく強い変更の要望が来ており、VB環境における保守は煩雑なものになっていました。VBアプリケーションの展開には、トラブルシューティングに多くの時間を費やしていました。」と、サミュエルは続けました。
昨年、子供の援助のための政府基準が大幅に変わりました。新しい要件は、もっと沢山の書式を自動化する必要があり、さらに新しいレポートの要求も含れていました。サミュエルは、VB環境での再開発には、最低でも8ヶ月かかると見積もりました。
私達のAS/400と400人のVisual LANSAユーザーは、400台の緑画面のユーザーより効率的に稼働
効果

CASTはLANSAユーザーとして、VBの置き換えにVisual LANSAに注目しました。サミュエルはVisual LANSAでいくつかのフォームを試作して、生産性と展開の容易さを高く評価しました。「私は、Visual LANSAで案件管理システムを再開発するのにわずか3ヶ月しかかからないと見積もりました。私は、Visual LANSAの採用を決めて、8ヶ月をかけず3ヶ月で実施しました。」と、サミュエルは話しました。「RDMLとVBプログラマーの両方で、Visual LANSAは非常に短い習熟曲線を描き、私達は無理なく進化することができました。約2~3週間で、プログラマーは生産性を上げていました。」CASTは結果として、52団体中で最初に変更後の政府規制に対応した団体になりました。
サミュエルは、Visual LANSAがVBより生産の高い開発環境を提供したことを説明しました。「私は、Visual LANSAアプリケーションの中で、全てがより強固に連携されると思います。LANSAリポジトリによりフィールド、ファイル、ビジネス・ルールは宣言し易すく、並び替え機能つきのリスト・ビューなどのフォームのレイアウトも迅速です。専用のイベントと再利用可能なオブジェクトを作成することも簡単です。結果として、アプリケーション開発標準は機能し、高度に一貫性のあるシステムになりました。」
「効果は、開発環境に限定されるだけではありませんでした」と、サミュエル続けました。「私達は、Visual LANSAアプリケーションが、VBアプリケーションよりはるかに展開し易いこともそうです。Visual LANSAは、AS/400との親和性の高いコミュニケーションとPCの効率的なメモリ使用により、VBより高速で安定して動作します。モジュール化されたDLLはより小さいので、Visual LANSAアプリケーションは重くありません。私達のAS/400と400人のVisual LANSAユーザーは、400台の緑画面のユーザーより効率的に働いています。」
ユーザーにとって何を意味するか
CASTが、電話をして案件に対する対応の適格性を判断するスクリーニング・チームを持っています。電話がかかった時の最初のステップは、子供や家族を識別することです。電話の少なくとも45%は、虐待の嫌疑ある履歴を持つ子供に関するものです。スクリーニング・スタッフは、いくつかの検索基準と、他のスタッフによって対応されたケースについての情報を得るFast Trackシステムから履歴を引き出すことができます。履歴が無い場合は、スクリーニング・スタッフは新しい案件を登録します。
受付ユニット責任者のパットシソン、インテークユニットは、次のように説明しました。「スクリーニング・スタッフと責任者は、最初のタイムラインを作成します。そして、受付窓口・スタッフインテークと責任者は、そのタイムラインを改善します。私達の仕事は、査定のために案件をファミリーワーカーに割り当てることです。私達は1日に60から70案件、新規の40から50案件を処理します。全ての案件は、虐待の深刻さと対応のタイムラインを査定されます。法律により、私達は深刻な場合には、12時間以内の対応する必要があります。しかし、私達は手元に全ての情報を持っているので、通常は呼び出しから2時間以内に出動させることが可能です。」
受付スタッフのスー・スミスは、次のように追加しました。「システムの使い易さと、すぐに気付きを入力できるの、情報はより正確で完全になります。そして、新システムは旧システムよりはるかに効率的です。フォーム間にも連携があり、複数のフォームに同じ詳細を重複して入力する必要がありません。1つのフォームから別のフォームへのナビゲーションは、非常に効率的で、私の調査の順序に一致しているので、記入は非常に簡単です。」
「私達は、情報がほとんどない沢山の電話がありますが、問題を確認することができなければ、案件をクローズする必要があります。システムで、そのような電話が前に何回か起きているかが判り、もしそうであれば、それが何か悪いことが起きているという強い疑惑を示します。システムでより広い視野を得て、非常に重大な局面でよりよい判断をすることを助けてくれます。」と、スーは締めくくりました。
会社とシステムの情報

- トロント(CAST)の児童支援協会は、北アメリカで最大の監視権限を持つ子供福祉団体です。CASTは、オンタリオの政府の出資で100年前に設立されました。CASTは、子供に高い品質の家庭外の保護を提供し、幼児虐待と養育放棄の防止プログラムを展開しています。
- 特定の宗教には特定の団体があるため、これらの団体によって保護されていない人達がCASTにより保護されます。
- CASTは、1億ドルの年間予算で、700人のスタッフと600人のボランティアが所属しています。毎年、9,000の家族と24,000人の子供に貢献しています。
- 詳細はwww.torontocas.caをご覧ください。
(CASTは、以前は首都トロント児童援助会またはCASMTと呼ばれていました。)
- 案件管理システムには、メインメニュー、照会と新しい情報レポート、顔写真と対象者プロフィール、申立てと嫌疑の調査、保護のプラン、リスクの評価、安全性の評価、包括的な保護の評価、90日の適格性レビュー、案件活動状況などの機能があります。100本のDLLと60個のファイルで構成されています。
- CASTは、Zenworksの導入サポートでNovell LANサーバーを使っています。
- Citrixサーバーは、システムにリモートアクセスするために使用されています。CASTは、システムのシン・クライアント展開のためにではなく、2点間通信とインターネットアクセスのためにだけCitrixサーバーを使用しています。
- CASTは、運用と開発でモデル620を使用しています。システムに700人のユーザーがいて、それの内の、400人のユーザーがVisual LANSAアプリケーションを使用しています。
- フォントを選ぶ、ワードラッピングやスペルチェックなどの全てのテキスト処理は、Visual LANSAの中で行っています。全てのテキストは、AS/400の256バイトのキャラクターフィールドの中で格納されます。データの取り出しの際には、フィールドはVisual LANSAの中のメモフィールドに結合し組立られます。