EPC142050
日付: 2019 年 6 月
LANSA V14 SP2 の EPC142050
このEPCには、以下の内容が含まれます。
- Visual LANSA 開発からサードバーティライセンスへの依存を削除。これにより、ダングルと呼ばれるハードウェアキー、及びソフトウェアキー(一台使用のVLW及びリモートライセンスサーバー上の複数ライセンスのVLN)に影響があります。
- ユーザーアクションには EPC142050 の適用前に考慮の必要がある重要な情報が含まれています。
- EPC142050 は以下をインストールします:
- LANSA 開発ライセンスマネージャー
- LANSA 開発ライセンススタジオ
- LANSA ライセンスサービス
- この EPC の適用後には Visual LANSA に新しい開発ライセンスの適用が必要となります。
注:EPC142050.exeはx_cpuの情報を提供いただいた後、個別にお送りしております。
製品 | Visual LANSA 及び LANSA/AD |
---|---|
バージョン | 14 |
前提条件 | V14 SP2 EPC142040 |
特記事項 | バージョン14 の全ての Visual LANSA EPC には Windows 及び IBM iのシステムに適用されなくてはいけない更新が含まれています。(スタンドアロンの Visual LANSA 開発環境は Windows の更新のみ必要です。)両方の開発環境のアップグレードを行わないと、ホストモニターやスーパーサーバーのアプリケーションがオペレーション不能になります。開発環境のサーバー側/クライアント側の両方に EPC を適用せずにホストモニターやスーパーサーバー・アプリケーションを使用しようとすると、EPC ミスマッチエラーが発生します。 EPC を適用する各プラットフォームの LANSA 環境の全バックアップを取得してください。 |
IBM i 固有の特記事項 | IBM i に関するインストラクションは、IBM i についてのしっかりした知識があると処理がしやすいでしょう。 QSECOFR、QSECOFR グループのユーザープロファイルを使用してください。インストール/アップグレード/LOADEPC の処理によって使用されるリストアコマンドパラメータ FRCOBJCVN はFRCOBJCVN (*YES *RQD) を使用します。そのため、 システム値 QFRCCVNRST は 0, 1 または 2 でなくてはいけません。 EPC を適用する前に、Web サーバを終了して、LANSA for the Web クリーンアッププログラムを実行してください。 リスナー及びホストモニターがアクティブになっている場合は、終了させてください。 アップデートする LANSA システムで LANSA Integrator が使用されている場合は、終了させてください。 |
ユーザーアクション | EPC142050 をお使いの Visual LANSA 開発環境に適用すると、既存の開発ライセンスは無効となります。EPC142050 を適用する前に、必ず代わりとなる有効な LANSA開発ライセンスをご用意ください。 ソフトキーライセンス (VLN 及び VLW): 保守契約のあるお客様には事前に更新用のライセンスをご提供します。更新用のライセンスをまだお持ちでない場合には、CPU詳細をご提供の上、ご依頼ください。新しい x_cpu_<CPU名>.txt の生成手順はこちらをご確認ください。 ハードウェアキー(ダングル): ハードウェアキーを EPC142050 の LANSA 開発ライセンスに切り替えるには、こちら の手順に従ってください。 V14 SP2 に EPC142050 を適用後は、新しい LANSA 開発ライセンスモデルを使用することができます。次のステップは、新しい V14 LANSA 開発ライセンスの適用です。 |
配布に関する注意事項 | この EPC は以前のバージョンのパッチとして配布することができます。パッケージの新しいバージョンをV14 SP2 GAで作成しなおす必要があります。詳しくはこちらのページをご参照ください(英語)。 |
EPC をインストールする手順
EPC142050 には、IBM i のマシン及び Windows のマシンにインストールされるべきソフトウェアが含まれています。 ここでは、提供されるアイテムの導入と使用方法を説明します。
- EPC142050.EXE を Web サイトからダウンロードします。
- EPC142050.EXE をダブルクリックして解凍します。以下のファイルが解凍されます。
- AllEPCs.exe – 複数の Windows EPC インストール実行ファイル
- AllEPCs.ini – AllEPCs コントロールファイル
- EPC142050 – IBM i 保管ファイル
- wEPC142050.exe – Windows 側 Visual LANSA インストール 実行ファイル
- wEPC142050lic.exe – Windows の Visual LANSA ライセンスインストール実行ファイル
- wEPC142041.exe – WindowsのLANSA通信機能インストール実行ファイル
提供されるインストラクション:
変更の詳細
EPC142050 の変更点
問題番号 | 説明 |
---|---|
161122 | リモートサーバー開発のライセンス及びローカル開発ライセンスの両方について、新しい開発ライセンスモデルを実装し、全てのサードパーティ機能を置換 |
影響があるオブジェクト
Windows コンポーネント:
オブジェクト名 | オブジェクト タイプ |
---|---|
EPC142050 | |
lansa.exe | \lansa |
liiceng.dll | \lansa |
liicfra.dll | \lansa |
liicjpn.dll | \lansa |
liimeng.msg | \lansa |
liimfra.msg | \lansa |
liimjpn.msg | \lansa |
liis.dll | \lansa |
liiverinfo.dll | \lansa |
lxutil.dll | \lansa |
lxwxmem.dll | \lansa |
lxwxutil.dll | \lansa |
lansa2.bmp | \lansa\imports\newpart\win95 |
lansa2.bmp | \lansa\imports\upgpart |
x_cpu.exe | \NetworkClient |
x_cpu.exe | \tools |
lxclisig.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
lxutil.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
lxwxmem.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
lxwxutil.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
w3@p1600.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
w3@wstp.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
x_funms.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
x_pdfms.dll | \X_WIN64\X_LANSA\execute |
ledabt01.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
levabt01.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
levabt02.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
lxclisig.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
lxutil.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
lxwxmem.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
lxwxutil.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
w3@p1600.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
w3@wstp.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
x_funms.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
x_pdfms.dll | \X_WIN95\X_LANSA\execute |
LANSALicenseManager.exe | %ProgramFiles%\Common Files\LANSA\Licensing |
LANSALicenseService.exe | %ProgramFiles%\Common Files\LANSA\Licensing |
LANSALicenseStudio.exe | %ProgramFiles%\Common Files\LANSA\Licensing |
unins000.dat | %ProgramFiles%\Common Files\LANSA\Licensing |
unins000.exe | %ProgramFiles%\Common Files\LANSA\Licensing |
EPC142051 | |
lcolist.exe | \connect |
lcomgr32.dll | \connect |
lcolist.exe | \connect64 |
lcomgr32.dll | \connect64 |
インストール手順
特記事項 IBM i Power 5 ハードウェアをご使用の場合:ハードウェア変換のため、VLF保管ファイルからインポートする際、もしくは LANSA リスナーに最初に接続する際に遅延が発生する可能性があります。この変換は1回のみ発生します。
- QSECOFR ユーザーまたは QSECOFR グループのユーザープロファイルにてサインオンします。
- この EPC を適用する前に、全ての LANSA フォルダ、システム・ライブラリ、全ての LANSA IFS オブジェクト (LANSA_pgmlib/x_lansa) のバックアップを取得してください。
- EPC を適用する前に、LANSA システムのロックが必要です。リスナージョブ、ホストモニターを終了してください。 Web サーバーを終了し、 LANSA for the Web のクリーンアップ プログラムを実行してください。
- アクティブユーザーを確認するには、「アクティブ・ユーザーの確認方法」を参照してください。
- IBM i 上の IFS フォルダ( 例: /LANSA_pgmlib/tmp/epc142050′ )へ、解凍された EPC142050 ファイルを移動してください。
- EPC を適用するには、以下のパラメータとともに LOADEPCコマンドを実行します。pgmlib/LOADEPC と入力し、コマンド4 (F4)を押して、(バッチで実行可能な)コマンドのプロンプトを表示させます。
EPC 番号 … . . . . . . . . > 142050
EPC のインストール元 .. . . . . >*IFS
IFS パス及びオブジェクト名 .. . .例)./LANSA_pgmlib/tmp/epc142050
EPCの適用先 . . . . . . . FULL_LANSA_SYSTEM
LANSA program library … . . pgmlib - DSPJOBLOG OUTPUT(*PRINT) と入力・実行し、LOADEPC コマンドが行ったジョブログの記録を保管してください。
- 以下のような場合には、インストールを開始する前に、サインオフし、再度サインオンします。
- この EPC を他の LANSA システムに適用する
- 同じ LANSA システムに違う EPC を適用する
- EPC を適用する前に、全ての LANSA フォルダと LANSA データベースのバックアップを取得しておくことをお勧めします。
- LANSA 開発環境の使用を中止し、現在実行中の全ての LANSA アプリケーションを停止します。
- AllEPCs.exe を右クリックし、"管理者として実行" を選択します。
- “セットアップ"ボタンを選択します。処理を進めたくない場合は、"キャンセル"を選択します。
- 複数の構成をインストールしている場合は、EPC を適用する構成を選択してください。
- PC を再起動するようにプロンプトが表示された場合は、 再起動してください。
- EPC が正常に適用できましたら、このページの ユーザーアクションを確認し、必要なタスクやアクションを実行してください。
- EPC が正しく適用できたかどうかを確認またはインストールされた EPC の詳細を確認するには、製品情報 の 8.7.2 インストール明細を確認してください。