EPC703
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“EPC703” をダウンロード EPC703.exe – 0 回のダウンロード – 17 MB
日付 : 2003/10/24
製品バージョン前提条件関連製品注意
LANSA/AD |
10.0 |
なし |
LANSA for the Web |
OS/400に関する知識をお持ちであることを前提としています。 EPC適用前にwebサーバーを終了し、クリーンアップ・ プログラムを実行してください。 |
記述
TEPCではLANSA/ADに関する不具合修正を提供します。
EPC703には以下の変更があります。:
CCS id.記述
109909 | MCH0601 – スペース・オフセット X’008000E4′ またはテラスペース・オフセット X’0000000000000000’致命的/異常終了が発生した場合にLWEB_JOBが終了しなかった場合、LWEB_JOBを終了します。 LANSA for the Webで作成されたWebサイトに対するアクセスを継続できます。 |
110134 | iSeriesへのチェックインまたはエクスポート/インポート実行時、プロセスのWizard明細 中のWebお よびxmlのエクスポート/インポートの制御がDC@OSVEROP のフラグ制御で可能になります。 |
111110 | LWEB_JOBをN回(Nはゼロより大きい)またはそれ以上再利用します。N回のHTMLタイムア ウト後にLWEB_JOBが 終了します。例えば、再利用が1の場合はLWEB_JOBは最初のHTMLタイムアウトでただちに終了します。再利用ゼロの場合はLWEB_JOBが 永久に残り ます。 |
111610 | DBCSを含む長いコメント行をチェックインする場合、余分なシフトコードがコメントに追加されていた問題を修正しました。 |
111794 | LANSA for the Webで実行するファンクションのFUNCTIONコマンドで*MLOPTIMISEを 指定した場合、ファンクション記述が正しく表示されない問題を修正しました。 |
111870 | ファンクションの構文検査実行時にDC@P3111 が異常終了するケースがあり、この問題に対する 修正を行 いました。 |
111970 | 新組込関数STRING_EXTRACTはDBCS文字と シフト・コードを考慮した文字列短縮ができま す。 |
111295 | e-Business Framework wizard は新組込関数BIF STRING_EXTRACTを 使用してプロセス名のDBCS文字を適切な長さに切り詰めます。 |
110889 | MCH3601 – 参照されるロケーションのポインターがセットされない。複数添付ファイル付きメールを複数送信時に、LANSAメール組込関数でエラー・メッセージMCH3601が発 生していた不具合に対する修正を行いました。 |
111855 | ASCII用メールCCSIDがない。-LEM0017 LANSAメール組込関数はCCSID 1025でメールを送信できます。 |
EPC703 はEPC681の内容を含んでいます。:
CCS id.記述
EPC681 | |
108501 | CHECK_AUTHORITY はライブラリリストを動的に処理します。 DC@OSVEROPに新しい値*CHECK_AUTH_DYNLIBLが追加されました。CHECK_AUTHORITYを 使用されていると、ファイルお よびブランクライブラリまたは*LIBL指定時、権限を判定して、CHECK_AUTHORITYがライブラリを使用する毎にライ ブラリリストが動的に検索されま す。反対にこのキーワードがない場合はCHECK_AUTHORITYはLANSA起動時のライブラリリストを使用します。 |
108848 | 画面フラット域に欄見出しで表示するページがあり、かつブラウズリストを表示するファンクションをコンパイルしようとするとコンパイル・エラーが発生することがありました。この不具合を修正しました。 |
109104 | ライセンス処理画面からLANSA Integratorライセンスの入力・表示を削除しました。
|
109122 | フランス語(FRA)に関する修正 **MTXT値の修正 * 言語FRAでHTMLページが利用可能 * 言語FRAのコード化文字セットでのHTMLページ生成 |
109286 | 新ライセンスコードFCE および FCQ 、 CE 開発・実行用ライセンスが追加されました。
|
109368 | ページレイアウト中の左詰フィールド/コンポーネントがWizard レイアウトコンポーネントに組み込まれました 。WIZLAYO01コンポーネント内で – WIZLAYO05 <RDML FUNCTION> コマンドは中央に配置されていました。センタリングは既成のコンポーネントや、テーブルでは問題ありませんでしたが、異なるフィールド長やフィールド識別が左詰めのページを生成をする場合は問題がありました。 |
109415 | HTTPヘッダ変数はPROFUN呼び出しではなく、全てのリクエストで参照できます。 |
109830 | ひとつの帳票内で複数DEF_HEADコマンドがあるファンクションでも正しくコンパイルできます。 |
109885 | MINISCREENMSGLIN=nn メッセージが指定行に表示されなかった不具合を修正しました。 |
110084 | バージョン10.0でJNIエントリー・ポイントがみつからない。 LANSA for the WEb Java Servletで使用するファンクションcmsct()エクスポート情報がみつからないエラーが発生していました。この不具合を修正しました。 |
110119 | スーパーサーバ でPC日付形式がサーバーと異なる形式の場合の日付スタンプに関する不具合 PC日付形式が上書きされたとき、iSeriesへのスーパー・サーバー・モード内で使用する日付ス タンプ属 性CYDC, CYDU ,CYDXの値が日付スタンプ・フィールドに正しく設定できるように修正しました。
|
110210 | Webモニター・ジョブは割り当てエラーで終了。 データ待ち行列処理でWebモニターの実行を改善しました。Webモニター用に通知待ち行列が生成、 削除され ます。同期用としてデータエリアの使用は必要なくなりました、関連する割り当てエラーがなくなります。 |
110353 | Webジョブ用クリーンアップ実行時の不適切なロック処理。 Webジョブは作業ライブラリの消去を行う前に終了し、オブジェクト・ロックを防止します。 |
110586 | ファンクション用タスク識別がファンクション一覧画面で表示されない。 プロセス名がファンクション名より長い場合でもファンクション一覧画面でタスク識別を正しく表示します。 |
110680 | DBCS言語区画のWebファンクション・バッファの並びの不具合 EPC644適用後のLANSA v9.0またはV10.0でHTMLを再生成せずにファンクション を再コン パイルすると、複数言語テキストのバッファの並び(ラベル、欄見出し等)がずれていました。この問題が修正されました。 ユーザーのアクション: EPC適用後に関連するファンクションをコンパイルしてください。 |
EPC703ではEPC687の内容を含んでいます。
CCS id.記述
110865 | LANSA REQUEST(…..) DEVELOPER(A) コマンドを使用してフィール ド/ファ イル/プロセス処理メニュが直接表示される場合、表示ファイルDC@D00A2 が正しくオープンできずにメニューが異常終了していました。 |
EPCはLANSA/ADへの変更管理ツール機能を拡張します。変更の文書は本文書の終わりにあります。
EPC703はEPC696の内容を含んでいます。
EPC696では以下の問題がありました。
CCS id.記述
111922 | インポートの置換変数が正しく処理されない。置換変数が正しく処理できるようになります。
|
EPC696 はEPC684の内容を含んでいます。
CCS id.記述
106305 | LANSAインポートはタスク識別を使用して、CIDT/IJDT ルーチンを呼ぶように拡張しまし た。 タスク・トラッキングがインポート・ジョブに対して導入されました。このオプションを有効にするには 、区画と インポート・ジョブでタスク・トラッキングを構成してください。区画でインポート・ジョブ用のタスク・トラッキングを有効にする新オプションに対して省 略値’NO’に 構成すると、EPC適用以前のようにインポートを行うことができます。このオプションは「LANSA保守の処理」の「システム区画定義の作成/変更 」から設定できます。 |
106307 | EIMnnnnエクスポート/インポート・メッセージの重大度レベル エクスポート/インポートのメッセージ・ログ機能(プログラム DC@P6203)はユーザ・出口プ ログラム を呼び出しできるようになります。このユーザ出口プログラムはエクスポート/インポート・ログにメッセージを出力する前に呼び出され、メッセージ重大度を変更できます。ユーザ出口プログラム名はデータエリア DC@A07に保管されます。 |
106308 | CIDT/IJDT プログラムのインターフェースの文書化とユーザ出口ルーチンの追加。 CIDT/IJDTはLANSAオブジェクトの制御とアクセスの記録を変更を行いますが、このルーチ ンを変更して、ユーザ出口ルーチンを呼び出すことができるようにしました。ユーザ出口ルーチンはLANSA処理を修正できます、または出口ルーチンを実行しないようにもできます。ユーザ出口プログラム名は既存のデータエリア DC@A07に保存します。 |
109939 | 組込関数OBJECT_PROPAGATEは指定されたオブジェクトを有効なワークグループにプロパゲートします。 |
影響するオブジェクトのリスト
AS/400 コンポーネント:
オブジェクト名オブジェクト・タイプライブラリ
BI@P268 | *PGM | *PGMLIB |
BI@P270 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P00A2 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P00A3 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P0001 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P3100 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P3108 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P3109 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P3111 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P3124 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P4004 | *PGM | *PGMLIB |
DC@D4004 | *DSPF | *PGMLIB |
DC@P500101 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500102 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500103 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500104 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500105 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500106 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500107 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500108 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P500109 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6201 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6203 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6207 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6211 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6218 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6301 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P6413 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8001 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8035 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8081 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8096 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8097 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8114 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8177 | *PGM | *PGMLIB |
DC@P8702 | *PGM | *PGMLIB |
W3@P2000 | *PGM | *PGMLIB |
W3@P2200 | *PGM | *PGMLIB |
DCXS870X | *SRVPGM | *PGMLIB |
LCOMGR40 | *SRVPGM | *COMLIB |
LXQUEUE | *SRVPGM | *COMLIB |
W3S1000 | *SRVPGM | *COMLIB |
W3XSVPGM | *SRVPGM | *COMLIB |
DC@F78ENG | *USRSPC | *PGMLIB |
DC@F47 | *FILE | *PGMLIB |
DC@F48 | *FILE | *PGMLIB |
DC@F78 | *FILE | *PGMLIB |
DC@F79 | *FILE | *PGMLIB |
DC@M01 | *MSGF | *PGMLIB |
PROPGMSKEL (DC@F28) | *PGM | *PGMLIB |
DC@D4004 (DC@F28) | *DSPF | *PGMLIB |
LWEBWIZ2 | *SAVF | *PGMLIB |
*PGMLIB = LANSA プログラム・ライブラリ, *DTALIB = LANSA データ・ライブラリ, *COMLIB = LANSA通信ライブラリ.
関連製品:
Yes | LANSA/AD |
Yes | iSeries web サーバー (複層) |
Yes | iSeriesインポート |
No | Visual LANSA |
No | その他Windowsベースの製品 |
導入手順
- Webサイト、またはemailから EPC703.EXE ファイルをダウンロードしてください。
- exeファイルをダブルクリックして、EPCの圧縮ファイルを解凍してください。
ファイルを解凍すると EPC703 のディレクトリが作成され、そのディレクトリにEPC703.htm とEPC703の2つのファイルが作成されます。 - クライアントアクセスでPC側からAS/400共有フォルダが使用可能の場合。
- Explorerから共有ファイルを検索し、開きます。
- 共有フォルダ EPC703 を作成します。
- 解凍したファイル EPC703 を フォルダ EPC703 へコピーします。
- クライアントアクセスが使用出来ない場合、TCP/IP経由のFTPを使用し、以下の手順を実行してください。
- AS/400にQSECOFRでサインオンし、CRTFLR EPC703 を実行して共有フォルダを作成してください。
- PCからDOSセッションを開きます。
- ダウンロードされたファイルのあるディレクトリに変更します。
- FTPサイトにサインオン – FTP XXXXXXXX (XXXXXXXX はAS/400システム名 またはIPアドレス)
- iSeriesのユーザーIDとパスワードを入力してください。
- バイナリファイルを送付するコマンド: bin
- QDLSに変更するコマンド: cd /QDLS
- EPC703に変更するコマンド: cd EPC703
- ダウンロードしたファイルをiSeriesへ送信するコマンド : put EPC703
- 終了するコマンド : quit
- 5250画面からライブラリリストにLANSAプログラムライブラリを追加。
- ADDLIBLE <LANSA プログラムライブラリ>
- XFLRTOSAVFと入力し、F4キーを押すと明細画面が表示されます。
- PC FILE NAME : EPC703
- FOLDER NAME : EPC703
- SAVE FILE NAME : EPC703
- LIBRARY NAME : <LIB>
<LIB>:既存のライブラリを指定してください。そのライブラリ内に保管ファイルEPC703が作成されます。
既に同一名の保管ファイルがある場合はエラーになりますので、既存の保管ファイルを削除するか、別ライブラリ名を指定してください。
- 以上で、保管ファイルが復元されました。続いて以下の解説に従って適用作業を進めてください。
EPC適用手順
- 保管ファイルの内容をQTEMPに復元します。
- 以下のコマンドを実行してください。
- RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(DC@EC703) DEV(*SAVF) SAVF(EPC703) RSTLIB(QTEMP)
- 以下のコマンドを実行してください。
- 現行ライブラリリストを表示し、QTEMPが表示されない場合、ADDLIBLEコマンドを使用してライブラリリストに追加してください。
- 以下のコマンドでEPCの導入を行います。:
- LOADEPC703 PGMLIB(<pgmlib>)
- <pgmlib> : LANSAプログラムライブラリ名。通常DC@PGMLIBですが、お客様のシステム環境により異なる場合があります。
- ライブラリ名を指定してエンターキーを押すとLANSAデータライブラリ、LANSAコミュニケーションライブラリ、LANSAコミュニケーションディレクトリ、IFSのディレクトリパスが表示されます。これは省略値のままにしてください。 実行キーを押して処理を実行します 。
- WIZARDを使用時の場合はWIZARD保管ファイルLWEBWIZ2を<pgmlib>からwizardを導 入する区画に再度インポートしてください。新wizardを インポートするには「システム保守の処理 」の「現行区画へのオブジェクト・インポート」 機能を使用し てください。
- このEPCの導入で作成されたバックアウトライブラリ(LANSAEC703)を保管後、削除してください。このライブラリはEPC適用前の状態にシステムを戻す際に必要になります。
- 別のLANSAシステムにこのEPCを導入する場合、または別のEPCを導入される場合、 次のEPC導入開始前に一度サインオフした後、再度サインオンしてください。
iSeries webサーバー・ユーザー (複層)への注記
LANSA for the WebのWebサーバーにEPC703を適用する場合は以下の手順を実行してください。
- Webサーバーにlansa for the Webが導入されていないかアップグレードされていない場合はステ ップ2を実行前に導入/アップグレードを行な ってください。
- ライブラリQTEMPにEPCを復元してください。(LANSA for the Webアプリケーション/デー タサーバーシステムと同一の復元手順を実施).
- ライブラリリストを表示し、QTEMPは見つからない場合はADDLIBLEコマンドでライブラリQTEMPを追 加してください。
- EPC導入を行います。:LOADE703MT ADMLIB(PPPPPPPPPP)
PPPPPPPPPP はLANSA for the Web アドミニストレータライブラリ名。ライブラリ名入力後、実行キーを押してください。所有者と LANSA通信エクステンション・サービス・プログラム・ライブラリは表示されます。 - 実行キーを押して処理を継続してください。
- EPC導入で作成されるバックアウトライブラリ(LANSAMT703)を保管し、削除してください。ライブラリ内容はEPCを戻し、システムを前の状態に戻すのに使用します。
- 構成プログラムを実行する前にサインオフ、サインオンを行なってください。
EPC696変更内容
ユーザ出口プログラムを使用可能し、ご使用になる前に以下の重要項目をご確認ください。
(1). 責任の範囲について :
ユーザ出口はある状況の場合、独自の処理を実行することで、皆さんの生産性を向上することができます。しかしながら、ユーザ出口プログラムを可能にし、使用する場合の操作、保守および将来のLANSAバージョンとの互換性は皆さんの責任において実施してください。また、データ出口ルーチンの組込により発生した場合のデータ整合性の喪失、データ破壊につきましても皆さんの責任において対応願います。
(2). ユーザー出口プログラムが置かれるライブラリ:
ユーザ出口プログラムはLANSAプログラム・ライブラリ中に入れないでください。LANSAプログラム・ライブラリは新LANSAの導入時に消去され、再導入されます。別の共通ライブラリを使用してください。.
CCS106305 – LANSAインポートジョブのタスク・トラッキング
タスク・トラッキングがインポート・ジョブに対して導入されます。このオプションを有効にするには、区画とタスク・トラッキング・インポート・ジョブをタスク・トラッキング用に構成してください。タスク・トラッキング・インポート・ジョブへの新オプションの省略値は’NO’です。既存のインポート・ジョブはEPC適用前の状態で実行できます。このオプションは「LANSA保守の処理」の「システム区画定義の作成/変更」から設定できます。
タスク・トランキング構成の6番目のオプションです。
区画、インポート・ジョブに対してオプションを有効にするには:
- 有効なタスク識別にしてください。それ以外はインポート・ジョブは終了します 。
- CIDT(Can I do This)を呼び出して、タスク識別がアクションに対して認可されているか判断します。許可されていない場合は警告がログされ、インポート・ジョブは次のオブジェクトの処理を行います。
- 完了時にIJDT (I Just Did This)ルーチンを呼び出して、アクションのログを行います。
設定変更は「LANSA保守の処理」の「システム区画定義の作成/変更」から行います。 区画設定変更は標準LANSAセキュリティが適用されます。区画を立ち上げるとその区画への全インポート・ジョブに対してこのオプションを適用します。
本テキストはLANSAファミリ使用者の手引きの更新版からの引用です。
- インポート・ジョブのタスク・トラッキングを有効にする有効値は:
YES | インポート・ジョブのタスク・トラッキングを有効にする |
NO | インポート・ジョブのタスク・トラッキングを使用しない |
省略値はNO.
区画内のタスク・トラッキングが活動中でない場合は、このオプションは無視されます。
CCS106307 – エクスポート/インポート・メッセージ・ログ・ユーザ出口ルーチン
ユーザ出口プログラムはメッセージ・タイプを修正できます。新メッセージ・タイプEが導入されました。このメッセージ・タイプは既存の警告コード(W)に似ています。この新コードはLANSAでは使用しませんが、ユーザ出口プログラムはLANSAメッセージ・タイプWまたはCから新コードへ、CからWへ、WからCへ変更できます。LANSAメッセージ・タイプFは変更できませんが、別コードからFへの変更は可能です。
メッセージ・タイプの変更はインポート/エクスポートの処理には影響しませんが、報告書や各メッセージの最終合計値には影響を与えます。
ユーザ出口プログラムは使用されると、報告書は新分類(E)を印刷します。
nnnn – ERROR MESSAGES ISSUED DURING THIS IMPORT RUN.
データエリア DC@RESLTは新タイプ(E)の合計で更新されます。タイプEメッセージで使用される位置は32-28です。ユーザ出口がない場合はフィールドの値はゼロにセットされます。
有効なメッセージ・タイプ:
メッセージタイプ | 記述 |
C | 完了 |
W | 警告 |
E | エラー (新) |
F | 致命的 |
ユーザ出口プログラムからの戻りコードが有効でない場合は、エクスポート/インポート・メッセージ・ログ機能( DC@P6203)は無視し、元の戻りコードを使用します。
区画識別が必要な場合は、 DC@IDSパラメータの910-912桁目を引用します。
ユーザ出口プログラムは既存のデータエリア DC@A07に指定します。LANSAエクスポート/インポート・ログ機能は以下のパラメータをユーザ出口プログラムに渡します。:
記述 | タイプ | 長さ | 使用方法 |
DC@IDS | *CHAR | 1024 | 変更不可 |
Message type | *CHAR | 1 | Eに変更可能 |
Message Id | *CHAR | 7 | 変更不可 |
Message Text | *CHAR | 132 | 変更不可 |
DC@A07 データエリア:
記述 | 開始位置 | 終了位置 |
ユーザ出口プログラムとライブラリ名最初の10文字はライブラリ名 次の10文字はプログラム名. ライブラリ名は*LIBLも使用できます。 | 649 | 668 |
CCS106308 CIDT/IJDTおよびLANSAセキュリティのためのユーザ出口
CIDT (Can I Do This) ユーザ出口:
ユーザ出口プログラムはLANSA CIDT (Can I Do This) の処理を操作して、処理に影響を与える2パラメータを返します。ユーザ出口戻りコードはLANSA CIDT (DC@P8096) 処理を利用して処理の継続可否を示します。
CIDT検査の前にユーザ出口プログラムが実行されます。タスク制御が活動中かどうかは関係しません。ユーザ出口プログラムはパラメータ DC@EDSのパラメータ内容によりタスク制御が活動中と判断できます。 DC@EDS の1517桁目が’Y’の場合は、区画のタスク制御が活動中です。
ユーザ出口プログラム・パラメータ”ユーザ出口戻りコード"からの戻り値は
- C, LANSA CIDT処理を継続し、ユーザプログラム実行時、ユーザ出口プログラムで渡された戻りコードで上書きされます。
- N, LANSA CIDTは処理を継続しません。ユーザ出口プログラムで渡された値が戻りコードに返されます。
ユーザー出口プログラムが’Y’または’N’以外の値を戻りコードに返す場合はLANSA CIDTはユーザ出口戻りコードを値’C’として処理します。
区画識別が必要な場合、 DC@IDSパラメータ910-912の値が流用されます。
ユーザ出口プログラムはデータエリア DC@F07に指定されています。LANSA CIDTプログラムは以下のパラメータをユーザ出口プログラムに渡します。
記述 | タイプ | 長さ | 使用方法 |
DC@IDS | *CHAR | 1024 | 変更不可 |
DC@EDS | *CHAR | 2500 | 変更不可 |
Object Name | *CHAR | 10 | 変更不可 |
Object Extension | *CHAR | 10 | 変更不可 |
Object type | *CHAR | 2 | 変更不可 |
Return Code | *CHAR | 1 | 変更可能、有効値はY,N |
User exit return code | *CHAR | 1 | C,N以外 |
データエリア DC@A07 :
記述 | 開始位置 | 終了位 置 |
ユーザ出口プログラムとライブラリ名 最初の10文字はライブラリ名、次の10文字はプログラム名 | 709 | 728 |
IJDT (I Just Did This) ユーザ出口:
ユーザ出口プログラムはLANSA IJDT (I Just Did This) ルーチン処理を操作します。処理に影響を与える2個のパラメータを返します。ユーザ出口戻りコード・パラメータはLANSA IJDT (DC@P8097) 処理を継続するかどうかを判断します。.
ユーザ出口プログラムはIJDT処理以前に実行されます、タスク制御が活動中かどうかは関係ありません。ユーザ出口プログラムはDCEDSパラメータ内容からタスク制御が活動中かどうかを判断します。 DC@EDSの1517 '桁目が’Y’の場合、区画のタスク制御は活動中です。
ユーザ出口プログラム・パラメータ"ユーザ出口戻りコード"は以下の値を返します。
- C, LANSA IJDT処理を継続し、ユーザプログラム実行時、ユーザ出口プログラムで渡された戻りコードで上書きされます。
- N, LANSA IJDTは処理を継続しません。ユーザ出口プログラムで渡された値が戻りコードに返されます。
ユーザー出口プログラムが’Y’または’N’以外の値を戻りコードに返す場合はLANSA IJDTはユーザ出口戻りコードを値’C’として処理します。
区画識別が必要な場合、 DC@IDSパラメータ910-912の値が流用されます。
ユーザ出口プログラムは現在のIJDT (DC@P8097)に追加され、データエリアDC@A07に指定します。プログラムが定義されるとLANSA IJDT処理の前に起動されます。IJDT処理を制御できるようになります。
LANSA IJDTプログラムは以下のパラメータをユーザ出口プログラムに渡します。
記述 | タイプ | 長さ | 使用方法 |
DC@IDS | *CHAR | 1024 | 変更不可 |
DC@EDS | *CHAR | 2500 | 変更不可 |
オブジェクト名 | *CHAR | 10 | 変更不可 |
オブジェクト拡張子 | *CHAR | 10 | 変更不可 |
オブジェクト・タイプ | *CHAR | 2 | 変更不可 |
イベント・コード | *CHAR | 3 | 変更不可 |
メッセージID | *CHAR | 7 | 変更不可 |
メッセージ・ファイル名 | *CHAR | 10 | 変更不可 |
メッセージ・データ | *CHAR | 132 | 変更不可 |
戻りコード | *CHAR | 1 | 変更可能, 有効値はY ,N |
ユーザ出口戻りコード | *CHAR | 1 | C,N以外 |
IJDTはCIDTと同じ処理を行います。.
DC@A07データエリア:
記述 | 開始位置 | 終了位置 |
ユーザ出口プログラムとライブラリ名最初の10文字はライブラリ名 次の10文字はプログラム名. | 689 | 708 |
LANSA機密保護ユーザ出口:
ユーザ出口プログラムはLANSAオブジェクト・アクセス検査の処理を操作します。処理に影響を与える2個のパラメータを返します。ユーザ出口戻りコード・パラメータはLANSAオブジェクト・アクセス検査を継続するかどうかを指示します。
ユーザ出口パラメータ・ユーザ出口コードは以下の値を返します。
C, LANSAオブジェクト・アクセス検査ルーチン(DC@P8001)は処理を継続します。tユーザ出口実行時に、ユーザ出口で渡された戻りコード値を上書きします。
N, LANSAオブジェクト・アクセス検査ルーチン(DC@P8001)は処理を継続しません。ユーザ出口プログラムで渡された戻りコードが返されます。
戻りコードの有効値は’Y’または’N’です。 .
ユーザ出口が’Y’,’N’以外の戻りコードを返す場合、LANSAオブジェクト・アクセス検査ルーチンは値を無視し、ユーザ出口戻りコード値を’C’として処理を行います。.
ユーザ出口戻りコードの有効値は:
C = 処理を継続します。
N = 処理を継続しません。
無効な値が渡されると、無視され処理を継続します。
区画識別が必要な場合、DC@IDSパラメータ910-912から流用されます。
ユーザ出口プログラムはデータエリアDC@A07に指定されます。 LANSA機密保護検査プログラムは以下のパラメータをユーザ出口プログラムに渡します。:
記述 | タイプ | 長さ | 使用方法 |
DC@IDS | *CHAR | 1024 | 変更不可 |
Object Name | *CHAR | 10 | 変更不可 |
Object Extension | *CHAR | 10 | 変更不可 |
Object type | *CHAR | 2 | 変更不可 |
Access | *CHAR | 2 | 変更不可 |
Return Code | *CHAR | 1 | 変更可能 有効な値は Y,N |
User exit return code | *CHAR | 1 | C,N以外 |
DC@A07 データエリア.
記述 | 開始位置 | 終了位置 |
ユーザ出口プログラムとライブラリ名最初の10文字はライブラリ名 次の10文字はプログラム名 | 669 | 688 |
CCS109939 – オブジェクト・プロパゲート – 組込関数 (OBJECT_PROPAGATE)
組込関数は指定されたリポジトリ・グループまたは全グループにオブジェクトをプロパゲートします。(フィールドの処理からのオプション33と同じ)
妥当性検査:
- 有効なオブジェクト
- 有効なオブジェクト・タイプ
タイプ 記述 DF フィールド FD ファイル PD プロセス PF ファンクション SV システム変数 MT 複数言語変数 - 有効なワークグループ、DC@FWG- ワークステーション・グループ・ファ イルに*ALLでないワークグループが存在するかどうか.
- オブジェクト権限があるか(LANSA権限)
区画名はファンクション実行時のLANSA環境から流用.
妥当性検査が完了し、エラーがないとオブジェクトはワークグループまたは*ALLに プロパゲートします。
パラメータは:
記述 | タイプ | 長さ |
オブジェクト名 | *CHAR | 10 |
オブジェクト拡張子 | *CHAR | 10 |
オブジェクト・タイプ | *CHAR | 2 |
ワークグループ – *ALLも可 | *CHAR | 10 |
戻りコード値は: OK = 正常 ER= エラー | *CHAR | 2 |