EPC735
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日付 : 2004/8/20
製品 | LANSA/AD |
---|---|
バージョン | 10.0 |
前提条件 | OS/400 V5R3M0 EPC703、EPC721 このEPCを適用する前に必ずEPC703、EPC721を適用してください。 |
関連製品 | |
注意 | OS/400に関する知識をお持ちであることを前提としています。 OS/400 V5R3に対応するEPCです。 |
修正内容
このEPCは以下の問題に対応しています。
- LANSA のログオンに使っているAPI はV5R3の変更を対応するようになりました。
iSeriesに接続するクライアント サーバー アプリケーションまたはLANSA for the Web
でユーザー プロフィールを変えるためにこのAPIを使っています。 - LANSA Integrator の OPEN/CLOSE が正常に動かない問題が修正されました。
サービス プログラム DCSX882X はソケット送信のAPIのヌル バッファを対応していませんでした。
この機能を対応するようになりました。 - v5r3でPCMAINTに新しいユーザーの登録を実行した時に“パラメーター2は無効です”のエラー
が発生していました。この問題を修正しました。
EPC適用によって更新されるオブジェクト
iSeries コンポーネント:
オブジェクト名 | オブジェクトタイプ | ライブラリ |
DC@P6421 | *PGM | *PGMLIB |
DCXS86XX | *SRVPGM | *COMLIB |
DCXS882X | *SRVPGM | *PGMLIB |
iSeries Web Server コンポーネント:
オブジェクト名 | オブジェクトタイプ | ライブラリ |
DCXS86XX | *SRVPGM | *COMLIB |
*PGMLIB = LANSA プログラムライブラリ, *DTALIB = LANSA データライブラリ, *COMLIB = LANSA コミュニケーションライブラリ.
導入手順
- Webサイト、またはemailから EPC735.EXE ファイルをダウンロードしてください。
- exeファイルをダブルクリックして、EPCの圧縮ファイルを解凍してください。
- クライアントアクセスでPC側からAS/400共有フォルダが使用可能の場合。
- Explorerから共有ファイルを検索し、開きます。
- 共有フォルダ EPC735 を作成します。
- 解凍したファイル EPC735 を フォルダ EPC735 へコピーします。
- クライアントアクセスが使用出来ない場合、TCP/IP経由のFTPを使用し、以下の手順を実行してください。
- AS/400にQSECOFRでサインオンし、CRTFLR EPC735 を実行して共有フォルダを作成してください。
- PCからDOSセッションを開きます。
- ダウンロードされたファイルのあるディレクトリに変更します。
- FTPサイトにサインオン – FTP XXXXXXXX (XXXXXXXX はAS/400システム名またはIPアドレス)
- iSeriesのユーザーIDとパスワードを入力してください。
- バイナリファイルを送付するコマンド: bin
- QDLSに変更するコマンド: cd /QDLS
- EPCnnnに変更するコマンド: cd EPC735
- ダウンロードしたファイルをiSeriesへ送信するコマンド : put EPC735
- 終了するコマンド : quit
- 5250画面からライブラリリストにLANSAプログラムライブラリを追加。
- ADDLIBLE <LANSA プログラムライブラリ>
- XFLRTOSAVFと入力し、F4キーを押すと明細画面が表示されます。
- PC FILE NAME : EPC735
- FOLDER NAME : EPC735
- SAVE FILE NAME : EPC735
- LIBRARY NAME : <LIB>
<LIB>:既存のライブラリを指定してください。そのライブラリ内に保管ファイルEPC735が作成されます。
既に同一名の保管ファイルがある場合はエラーになりますので、既存の保管ファイルを削除するか、別ライブラリ名を指定してください。
- 以上で、保管ファイルが復元されました。続いて以下の解説に従って適用作業を進めてください。
EPC適用手順
- 保管ファイルの内容をQTEMPに復元します。
- CD-ROMを使用している場合は以下のコマンドを実行してください。
- RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(DC@EC735) DEV(optical device name) RSTLIB(QTEMP) OPTFILE('EPC/EPC735’)
- SAVFを使用している場合は、以下のコマンドを実行してください。
- RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(DC@EC735) DEV(*SAVF) SAVF(save file name) RSTLIB(QTEMP)
- CD-ROMを使用している場合は以下のコマンドを実行してください。
- 現行ライブラリリストを表示し、QTEMPが表示されない場合、ADDLIBLEコマンドを使用してライブラリリストに追加してください。
- 以下のコマンドでEPCの導入を行います。:
- LOADEPC735 PGMLIB(<pgmlib>)
- <pgmlib> : LANSAプログラムライブラリ名。通常DC@PGMLIBですが、お客様のシステム環境により異なる場合があります。
- ライブラリ名を指定してエンターキーを押すとLANSAデータライブラリ、LANSAコミュニケーションライブラリ、LANSAコミュニケーションディレクトリ、IFSのディレクトリパスが表示されます。これは省略値のままにしてください。
- 実行キーを押して処理を実行します。
- このEPCの導入で作成されたバックアウトライブラリ(LANSAEC735)を保管後、削除してください。このライブラリはEPC適用前の状態にシステムを戻す際に必要になります。
- 別のLANSAシステムにこのEPCを導入する場合、または別のEPCを導入される場合、 次のEPC導入開始前に一度サインオフした後、再度サインオンしてください。
iSeries Web serverへの導入手順 (複層環境のみ)
複層環境のLANSA for the Webを使用している場合は、以下の手順でWeb serverにEPCを適用してください。
- もしWebサーバーにインストールかアップグレードされたLANSA for the Webが無い場合は、ステップ2を実行する前にインストール作業を行ってください。
- データ/アプリケーションサーバーの保管ファイルEPC735をWebサーバーへ転送してください。
- EPCオブジェクトをQTEMPへ復元します。 (オブジェクトの復元方法はデータ/アプリケーションサーバーへの復元ステップと同じです。)
- 現行ライブラリリストを表示し、QTEMPが表示されない場合、ADDLIBLEコマンドを使用してライブラリリストに追加してください。
- 以下のコマンドでEPCの導入を行います。:
LOADE735MT ADMLIB(PPPPPPPPPP)
PPPPPPPPPP はLANSA for the Webアドミニストレーションライブラリ名です。 ライブラリ名を入力して実行キーを押します。省略値の所有者とLANSA コミュニケーションライブラリ名が表示されます。 これは省略値のままにしてください。 - 実行キーを押して処理を実行します。
注意:新しいオブジェクトの権限が変更されることによって、メッセージ CPD377B が表示されます。
このメッセージは報告だけですから、特に対応する必要がありません。 - このEPCの導入で作成されたバックアウトライブラリ(LANSAMT735)を保管後、削除してください。このライブラリはEPC適用前の状態にシステムを戻す際に必要になります。
- 別のLANSAシステムにこのEPCを導入する場合、または別のEPCを導入される場合、 次のEPC導入開始前に一度サインオフした後、再度サインオンしてください。
OS/400 V5R3 とLANSA/ADに関する問題点:
OS/400 v5r3 にアップグレードすると以下の問題点があります。
- 導入に関する問題IBM はv5r3からオリジナルのHTTPサーバーをOS/400に含んでいません。これによって、LANSA の導入プログラムがHTTP サーバーを正常に構成することができません。LANSA v10 を v5r3 のシステムに導入を行った時、オリジナルの HTTP サーバーの構成中に以下のエラーが発生します。ERROR OCCURRED WHEN INSTALLING DEFAULT HTTP CONFIGURATION
LANSA for the Web を使用するには、IBM HTTP Server(powered by Apache) をマニュアルで構成する必要があります。
構成した後で、Webジョブのユーザーがアクセスできるように、IFS上に作成されたオブジェクトに*RXの権限を設定する必要があります。
- セキュリティの問題
IBM はユーザープロフィルのハンドリングを変更しました。その変更によってLANSAの以下の機能は影響を受けます。- ホスト モニター
- Web ジョブ
- Web エディター
- Web アドミニストレータ
- PCMAINT
この問題を回避するために EPC735 を適用する必要があります。
- LANSA Integrator に関する問題JVM 1.4 で実行する場合、以下のiSeries ライセンス プログラムが必要です:Portable App Solutions Environment – 5722SS1
サービスプログラム DCSX882X はソケットの送信APIを利用していますが、ヌル(keywordList)のバッファを処理できるようになっていません。この機能を対応できるようにサービス プログラムが修正されました。
- LANSA Email の組み込み関数に関する問題IBM は v5r3 で /tmp ディレクトリを変更したことによって、LANSA のemail組み込み関数は1つのメールしか送信できないようになりました。この変更についてはv5r3のドキュメンテーションを参照して下さい。次のLANSA/ADのバージョンが出荷されるまでは以下の回避策を使って下さい:
/tmp ディレクトリの *RSTDRNMUNL の属性を *NO に変更する必要があります。この変更を行うために以下のコマンドを実行して下さい、(*ALLOBJ の権限が必要です)
CHGATR OBJ( /tmp ) ATR(*RSTDRNMUNL) VALUE(*NO)
この設定がIPLごとにリセットされないように、PTF SI13011(または同じ修正が含まれている累積PTF)を適用する必要があります。
LANSA/ADの次のバージョンでe-mailを送る時、/tmp ディレクトリが使用されないように変わります。