IBM i の区画のリポジトリ情報をVisual LANSAに一括でインポートする方法

World WideのLANSA技術フォーラムに投稿されたトピックと、日本のお客様からのお問い合わせへの回答の中から、皆様にお役に立つLANSAの開発テクニックやトラブルシュートに関する情報をご紹介します。

質問

IBM i の区画のリポジトリ情報をVisual LANSAに一括でインポートする方法を教えていただけないでしょうか。

Visual LANSA開発環境でマスターオブジェクトのリフレッシュを行い、ファイル、ファンクションなどチェックアウトすれば取り込める事はわかりましたが数が多く一括で行う方法を模索しています。

回答

IBM i 上の区画のリポジトリを一括でVisual LANSAに取得する方法としまして、WINエクスポート、LIMPORTの機能を使用する方法がございます。

WINエクスポート

IBM i 上でリポジトリをエクスポートでIFS上に抜き出します。

1) LANSA/ADのメイン・システム・メニューで [システム保守の処理] -> システム保守メニューで [エクスポート・リストの処理] を開きます。
2) エクスポートリストを [目的・システムタイプ] を [WIN] で作成します。
3) [8. 現行システム区画のすべてのオブジェクトのリスト登録] でリポジトリを登録します。
4) [エクスポート・リストの処理] 画面に戻り、OPT欄に7番でエクスポートします。

一番上の省略値の入力フィールドに、

使用方法:R

TASK:ブランク

PC名:ブランク

で実行します。

LIMPROT

Visual LANSAから、IBM i のIFS上のファイルを読み込んでリポジトリを取得します。

5) Windowsのすべてのプログラムから、Visual LANSAのショートカットフォルダを開き、

[構成/管理] -> [ユーティリティ] -> [IBM i データのインポート(LIMPORT)] を実行します。

指定する値は下記をご参照ください。

言語:JPN

区画識別子:区画名

LANSAとIBM i ユーザー:Visual LANSAの開発ユーザープロファイル

サーバーのパスワード:Visual LANSAの開発ユーザープロファイルのパスワード

Windows証明書を使用:N

ローカルDBMSユーザー:sa (Windows認証の場合はブランク)

ローカルDBMSパスワード:saユーザーのパスワード (Windows認証の場合はブランク)

ローカルデータベース名:ODBCデータソース名

ローカルDBMSタイプ:MSSQLS

サーバー名:コミュニケーション管理機能で定義している接続先のLANSAシステム名

IBM i 共用フォルダ名:*IFS\エクスポートリスト名 (エクスポートリスト名LJLIST1の場合:*IFS\LJLIST1)

ファイルライブラリ:I (値Iはファイルのライブラリは、エクスポートリストに登録したライブラリと同じになります)

名前変更を許可:N

タイプ変更を許可:N

クライアント->サーバー変換テーブル:Q897A7UA3T

サーバー->クライアント変換テーブル:QA3TA6G897

ポップアップウィンドウが何度か出てきますので、全て [はい] を押します。

処理が正常終了した後に、ソースコードが取得できているかご確認下さい。

有償の「LANSAテクニカル・ホットライン・サービス」をご契約いただければ、データベースの検索(https://demo.lansa.jp/qadb/)」から、今回、ご紹介した以外の技術情報も探すことが出来ます。 「LANSAテクニカル・ホットライン・サービス」のご契約についてはお問い合わせフォーム(https://www.lansa.jp/inquiryforms/)よりお問い合わせください。