他のローコード・プラットフォームでは、開発者が多くの制約を受けているのが実情です。最悪のシナリオは、ビジネスニーズを満たすために、開発者はプラットフォームで生成された3GLソースコードを手作業で変更する必要があるという事です。一度変更されると、ソースコードを継続的なメンテナンスと拡張のために、ローコードプラットフォームに戻すことができないため厄介な状況に陥ります。したがってチームは、しばしば醜いソースコードを多く抱え込むことになります。これにより、すでに負担が多い開発者は、さらに技術的な負担を負う結果になっています。
他の優れたローコード開発プラットフォームの中でも、開発者が複雑なビジネスロジックを実装する場合など、プラットフォームの機能を超えた部分を挑戦しようとする場合には、別のIDEを使って、生成された他のスクリプトやコードと協調するように部分的なコードを別の言語で書き直さなくてはなりません。これは、いくつかの理由から面倒を生じます。
- 追加のコードは、限度があり、開発の複雑性を助長する特定のローコードプラットフォーム拡張機能やAPIを通してインタフェースする必要があります。
- 追加のコード生成物は、ローコード環境で生成された成果物と、書き足したコードのバージョンと構成を外部で管理しなくてはなりません。
- 追加コード、生成されたローコードアプリケーション、ローコードプラットフォームそのものの、技術的な相互依存関係の問題を解決していく必要が生じます。
これらはすべて、一般的なソフトウェア開発の過程で起きる問題と同じで、開発者が管理し解決できる典型的なソフトウェアエンジニアリングの問題ですが、技術的な負担とソフトウェアの管理、複雑さに再び挑戦することになります。このような状況が起きているとしたら、はたしてローコードプラットフォームが、これらの問題を解決するのに役立っていると言えるのでしょうか?
LANSAの違い
LANSAのルーツはRapid Application Developmentであり、開発者を基盤技術から解放して保護してきた長い歴史があります。すべての開発、テスト、デバッグが一つのIDE内で行われるため、「LANSAが生成した3GLコード」を開発者が見ることはありません。プラットフォームは標準化、統合、セキュリティ、デバイス固有の機能などを統制します。テクノロジの進化と共に、LANSAプラットフォームを更新しても、既存のアプリケーションと新機能が混在することは殆どあるいは全く影響を生じません。
したがって、開発者が生成されたコードを見る必要がありません。しかし、ローコードのドラッグ・アンド・ドロップ設計の限界を越えた追加コーディングが必要なアプリケーション開発状況はLANSAの場合はどうなるでしょうか?
LANSAを使用すると、ローコードの限界を超えたアプリケーションの複雑さが必要な場合に、開発者は、クライアント側、サーバー側の両方に有効で強力なLANSAプログラミング言語を使用できます。LANSAは伝統的な開発方法と比較すると、5~10言語の異なるプログラミングスキルを不要にします。単一のLANSAスキルセットを使用することで、新しいIT知識のトレーニングが簡素化されるだけでなく、タスクを割り当てなどのリソース管理も合理化されます。また、他のプログラミング言語の知識、経験を持つ開発者はVisual LANSAをきわめて短期間で学ぶことができます。
LANSAの開発者がアプリケーションを保守するときは、LANSAのローコードWYSIWYGデザイナーと強力な高水準プログラミング言語を使用して、クラウドやオンプレミスで実行されているモバイル、Web、サーバー、デスクトップアプリケーションをさまざまな異なるデータベースおよびサーバー上で変更し拡張することができます。LANSAを使用すると、一度開発したシステムをさまざまな環境に展開することができます。
LANSAの言語は完全にオープンで、他のテクノロジーと互換性があります。LANSAは、RESTfulサービスを公開できるだけでなく、既存のDLL、.NETコンポーネント、ActiveXコントロール、JARファイルなどを直接活用することもできます。新しいVisual LANSAアプリケーションと既存のアプリケーションやデータインフラストラクチャの連携も簡単です。
LANSAは、簡単でビジュアルなドラッグ・アンド・ドロップで、あらゆるデバイスや画面サイズの高品質で高性能のアプリケーションを短時間で開発できます。同時に、1つでさまざまな開発ができるプログラミング言語の能力と組み合わせることで、制約を受けないローコードを得ることができる、最高のローコードプラットフォームです。