LANSA製品及び関連製品不具合情報(LANSA/AD)


問題: V13SP2 へのアップグレード後、HTML タイムアウトの際に Web ジョブが実行されていない場合にブラウズリストのデータが失われる
詳細: V13 SP2 へのアップグレード後、LANSA for the webのジョブがHTMLタイムアウトに達し、LANSAのWebジョブがアクティブでなくなった場合に、IBM i データ・アプリケーションサーバーで実行されるWebイベントアプリケーションにおいて、ブラウズリストのデータが失われる問題が確認されています。

技術的には、HTMLタイムアウトに達した際、ブラウズリストのデータは再利用のために転送されます。V13 SP2において、この転送が発生しません。Webジョブが実行されなくなった状況において(例えば、再利用1のシステム設定のためにトランザクションモニターのクリーンアップが行われ)、新しいWebジョブが以前のWebジョブからブラウズリストのデータを取得できません。
このような状況でユーザーはブラウズリストのデータの損失もしくは損傷を受けます。
回避策:EPC132700を適用してください。


問題: V13SP1 EPC131100レベルへのアップグレード後、LANSA for the Webアプリケーションが不正な動きをする
詳細: V13SP1 EPC131100レベルへのアップグレード後、LANSA for the Webアプリケーションが以下のような不正な動きをする場合があります。
- Webイベントファンクションにてドロップダウンリストを作成時、「ドロップダウン定義を追加できません」とのエラーメッセージを出力する
- RDMLとRDMLXのWebイベントファンクション間での切り替え時、エラーメッセージMCH360「参照されたロケーションにポインタがセットされていません」を出力する
- RDMLX WebイベントファンクションがLANSAの終了時に全ての開いているファイルを閉じることができない。そのため、例えばライブラリ・リストの操作を行うことができず、ブラウザに予期せぬデータが表示される可能性がある

回避策:パッチHF131109を適用してください。
V13SP1 EPC131100レベルへのアップグレード後にこのような事象が発生しない場合でも、LANSA for the Webをご使用の場合には、このパッチを適用するようにしてください。
※パッチ適用前にEPC131100を必ず適用してください。


問題: CLから呼び出されたLANSAファンクションで更新したデータのコミット制御がCL側でできない
詳細: CLから呼び出されたLANSAファンクション内で更新したデータに対してCOMMITしない場合に、
呼び出し元のCLに戻されたタイミングで全ての更新情報がROLLBACKされます。
回避策:パッチ(V12SP1:HF873011、V13SP1:HF131105)を適用してください。
※パッチ適用前に、V12SP1にはEPC873を、V13SP1にはEPC131100を必ず適用してください。


問題: SPIN0322で新規インストール後、新しいユーザー・プロファイルを登録しても、そのユーザーでDEM/SYS区画にサインオンできない
詳細: V12SP1 SPIN0322の新規インストール時、区画のセキュリティ定義が間違って設定される為、新しいユーザーを作り、DEM/SYS区画に登録しても、そのユーザーでDEM/SYS区画にサインオンすることができません。
新しく区画を作成した場合も、SYS区画の情報をもとに作成される為、この問題が発生します。
アップグレード時、及びV12SP1の以前のSPINにてインストールされた場合には、この問題は発生しません。
回避策:以下の通り対応してください。
【これからインストールをされるお客様】
この問題が修正されたSPIN0325を出荷いたします。SPIN0325のインストール媒体を入手してインストールしてください。
【SPIN0322より前の媒体でインストールされたお客様】
特に影響はございません。
【SPIN0322にてインストールされたお客様】
回避策の詳細をお伝えいたしますので、お手数ですが LANSAテクニカルホットライン・サービス フリーダイヤル 0120-233-061(受付時間 9:30-12:00、13:00-17:30) までお問い合わせください。本件に関するお問い合わせは、LANSAテクニカルホットライン・サービスのご契約に関わらずお受け致します。


問題: LANSA/ADアプリケーション実行時に英語のメッセージが出力される場合がある
詳細: V12SP1へのアップグレードにて、置き換えられるLANSA提供のメッセージファイルDC@M01が英語のメッセージです。
そのため、LANSA/ADアプリケーション実行時に英語のメッセージが出力される場合がございます。
回避策:アップグレードの際に、以下作業をお願い致します。
1) DC@M01に日本語のメッセージを格納するために、DC@M01JPNをDC@M01にマージして下さい。

コマンドは以下になります。
MRGMSGF FROMMSGF(DCXPGMLIB/DC@M01JPN) TOMSGF(DCXPGMLIB/DC@M01)
※DCXPGMLIBには、お使いのLANSAプログラムライブラリ名をご指定下さい。


問題: V12SP1へのアップグレードで、組み込み関数の定義が初期化される
詳細: V12SP1へのアップグレードにて、内部ファイル DC@F47,DC@F48が初期化されます。
そのため、ユーザー定義組み込み関数と代理店提供の組み込み関数が消去されてしまい、LANSA V12SP1が提供している組み込み関数のみ存在することになります。
回避策:アップグレードの際に、以下作業をお願い致します。
1) アップグレード前に、内部ファイル LANSA PGMLIB/DC@F47、F48 のバックアップを取得して頂きます。
2) LANSAアップグレード後に、バックアップのDC@F47、DC@F48からデータを移行して下さい。

コマンドは以下になります。
CPYF FROMFILE(バックアップ/DC@F47) TOFILE(DCXPGMLIB/DC@F47) MBROPT(*ADD) FMTOPT(*MAP *DROP) ERRLVL(*NOMAX)
CPYF FROMFILE(バックアップ/DC@F48) TOFILE(DCXPGMLIB/DC@F48) MBROPT(*ADD) FMTOPT(*MAP *DROP) ERRLVL(*NOMAX)
※DCXPGMLIBには、お使いのLANSAプログラムライブラリ名をご指定下さい。


問題: V12SP1へのアップグレードで、区画のフレームワークとグループが初期化される
詳細: V12SP1へのアップグレードにて、内部ファイル DC@FFR(フレームワーク),DC@FGI(グループ)が初期化されます。そのため、自分で作成したフレームワークとグループが消去されます。具体的には、作成した区画の全フレームワークとグループ、区画DEM,SYSで自分で追加したフレームワークとグループが消去されます。
回避策:V12SP1へのアップグレード前に、内部ファイル LANSA DATA LIBRARY/DC@FFR , DC@FGI のデータのバックアップを取得して下さい。そして、アップグレード後に、バックアップのデータをファイルへ戻して下さい。


問題: EPC863適用後 - 5250デバッグ機能を使用すると、一部に文字化けが発生する
詳細: EPC863を適用後、5250デバッグ機能を使用すると、一部に文字化けが発生します。
回避策:パッチEPC863USRSを適用してください。
パッチの詳細および適用手順については、EPC863USRS.zipに含まれるinstruction.htmを参照してください。
※パッチ適用前に、必ずEPC863を適用してください。


問題: IBM i からWindowsサーバーへのスーパーサーバー接続時に変換テーブルがロードできない
詳細: IBM i からWindowsサーバーへのスーパーサーバー接続時に、変換テーブルがロードできず処理が異常終了します。
回避策:パッチEC859P01を適用してください。
パッチの詳細および適用手順については、EC859P01.zipに含まれるEC859P01.htmを参照してください。
※パッチ適用前に、必ずEPC859を適用してください。