
DUMACが最高評価: 役立つ、早い、安価
良い物を、早く、安くの3つの要素が希望だが、現実は2つの実現が限界、LANSAは3つ全てを実現
概要
- お客様: DUMACは、メンバーの小売店のために小売りのオートメーション・システムを開発する会社
- 挑戦: ユーザーが設定可能な柔軟性の欠如と、インフラのバージョン間の非互換性による不安定さの問題解決
- 解決策: Visual LANSAでVisual Basicのシステムを一から再開発
- 主な効果: 1セットのソースコード群で、個別設定が可能。1000ヶ所以上の小売店の異なるWindows OSで稼働
- 使用製品: Visual LANSA
何年にも渡りオペレーティングシステム、データベース、開発言語に主要なアップグレードがあるたびに、完成したビジネスロジックの再検討を迫られた、DUMACは、ソースコードの変更と、複数のバージョンの管理から逃れるために、15年を経過したVisual
Basicベースの開発環境の見直しと共に、小売りのシステムを再開発すると決めました。
DUMACはVisual LANSAを選んだ結果、現在は混在するWindowsオペレーティングシステムに対して単一のソースコードによるPOSとバック・オフィスのソリューションを、全米の1000ヶ所を超える小売店で成功裏に展開しています。

挑戦
DUMACは、小売店の新しいサービスニーズを把握し、メンバー小売店向けのシステムを構築に出資する3つの卸売り集配センターによって所有される協同組合です。DUMAC社長兼CEO Joe Jurichは、DUMACの組織を協同組合ための協同組合だと言っています。
1985年にDUMACは設立されました。80年代初めに、小売り業界は、機械式のキャッシュレジスターから、商品をスキャンすることができる電子精算システムに切り替え始めました。「スキャンしていな小売店は、時代遅れであるかのように顧客は見ていました。その時代に、1レーンあたり10,000米ドル以上するPOSスキャンシステムを導入できたのは、ほんのわずかな有名店だけでした。大きな小売りチェーンにそのような投資の余裕がある一方で、通常の独立した小売店は、そのコストを負担することはできませんでした」とJurichは解説しました。
1985年に、卸売業者のグループは、店内システムについて小売店を援助するために何かをしたいと考え、DUMACを設立しました。DUMACは、StoreWinという名前の価格管理業務システムを最初に提供した後、viPOS(ローエンドPCで稼働する簡単なPOSスキャンシステム)を開発しました。メンバーの小売店の入力に基づいて、業務システムとPOSシステムは長年に亘り進化してきました。
「1レーン当たりコスト劇的下げるために、小売店はスキャンを導入することができました。コストの大部分はハードウェアです。」とJurichは話しました。「歴史的に、私達はMSのAccessデータベース上でVB(Visual Basic)で開発してきました。私達のソリューションは15年間大いに健闘しましたが、ユーザー・インターフェースは刷新の必要があり、セットアップやコンフィギュレーションのオプションは柔軟性に欠け、MSのAccessはその能力以上に無理をしていました。」
DUMACは、入手可能な小売りのオートメーションのパッケージがあるかを調査しましたが、15年たっても、まだ小売店には高価であることに気付きました。さらに、チェーン店のパッケージの多くの機能は、チェーン店の経営者向けのもので、独立した小売業者が使うことができない機能になっていました。その結果、DUMACはソリューションを再開発することを決めて、開発環境を調査し始めました。
私達は新しい物を提供することも無しに、多く時間と資源を使っていた
新しい開発環境の調査
「私達は、.NETに移行すること考えましたが、VBの主要な問題であるソースコードの互換性を、解決できないことに気付きました。何年もの間、約3年に一回マイクロソフトがVBまたはAccessを改変する度に、今までソースコードが新しいIDE、データベース、OSと互換性がないために、完璧だったソースコードの再構築に膨大な時間を費やしていることに気付いたんです。」とJurichは話しました。「私達は新しい物を提供することも無しに、多く時間と資源を使っていました。」
Jurichは、多くの他の開発オプションを調査した結果、LANSAを見つけました。「私達がLANSAの好きなところは、低水準言語の細かなコーディングを気にする必要がなく、オペレーティングシステムとデータベースの非互換性から私達のビジネスロジックを分離してくれるところです。一度書いたビジネスのロジックは、必要に応じて他のデータベースに、他のオペレーティングシステムにさえ移植することができます。そして、1セットのソースコード群を保守することでそれが可能になることです。それはどのようなソリューション・プロバイダーにでもぴったりです。また、短時間に新しいソリューションを開発しなければならないタイトなスケジュールの中で、LANSAのフレームワークと4GLの高い生産性は評価しています。」と彼は話しました。
DUMACのソリューションが、スキャナ、キャッシュドロア、レシートプリンタなどの沢山の機器と接続するために、徹底的な検証が必要でした。それらの機器との通信スピード上げるためのいくつかの調整の後、LANSAはテストに合格しました。
他のプラットフォームに移植できることは、どのソリューション・プロバイダーも歓迎
プロジェクトと解決策

プロジェクトチームは、3人のビジネスアナリスト(各卸売業者からの1人)、4人の企業内の開発者(既存のVBプログラマーと大学新メンバー)、1人のLANSAプロフェッショナル・サービスで構成されました。
DUMACがサポートする小売店は、1つまたは2つの精算レーンしか持たない小さな家族経営の店から、30を超える精算レーンを持つ店までサイズに幅があります。小規模店の要件はより大きな店と大きく異なります。さらに、3つの卸販売協同組合はそれぞれの標準と手続を持っています。従って、DUMACのソフトウェアソリューションは、非常に柔軟である必要がありました。
3人のビジネスアナリストは、既存のシステムを完全に分析しました。次に、小売店が"欲しいもの"と"要らないもの"、更に"'改善するもの"、"追加するもの"で機能を分類しました。これらの情報から、新システムはゼロからデザインされました。
30ヶ月後(要件分析、システム設計、開発、テストを含む)に、最初の小売店でのパイロット導入に使うソリューションの大部分の整いました。この時点では、バック・オフィスのモジュールの一部は、新しいソリューションとインテグレートされたVBが残っていました。 「いくつかの小さな障害がありましたが、プロジェクトのスケールから考えると重大なものは何もありませんでした。2番目の小売店が使い始めた時には、わずかのサポートコールを受けましたが、技術的な問題は皆無でした。」とJurichは話しました。
バックエンドとPOSシステムの両方ともLANSAで開発して、データベースはSQL Anywhereを使用しました。POSクライアントは、バック・オフィス・サーバーから切り離された時には、単独で利用でき、再接続された時にデータを同期させることができます。
食料雑貨店の小売りオートメーションに詳しくない人々のために、複雑さを説明すると次の様になります。バック・オフィス・システムは価格管理、在庫管理、補充管理と販売統計を提供します。それはレジの現金の残高、実際の金庫、シフト勤務者による現金管理などのバック・オフィス操作を管理します。生産性に関する報告書も詳細で、各レジ係が1分あたりいくつのアイテムを処理するか、つり銭を渡すのにどれくらい時間が掛かっているかなどの統計情報が含まれています。
POSシステムは、頻出する買物客向けプログラムや、保証やクーポン券配布のためにサード・パーティー・アプリケーションと連携して、さまざまな電子機器を扱うことができます。価格エンジンは、請求価格(定価、販売価格、ロイヤリティ価格)、それぞれの買物客に対して有効な値引金額(例えば、シニア向け値引、優待販売、1つ買うともう1つはダダ)を即座に決定することができます。ロイヤリティやeクーポンアプリケーションに関連する場合は、アプリケーションは情報をサード・パーティーに送り、受け取りメッセージから特価または値引に反映する手順を受け取らなければなりません。これらは、非常に高速に処理されなければなりません。「アイテムをスキャン後に、正しい価格を表示するまでに、1秒もかかりません」とJurichは説明しました。
サード・パーティー・システムとの双方向の通信に加えて、DUMACのPOSシステムは、どのキーが押されたかと、レジ係が実行した行動を監視するためのセキュリティシステムによって利用される一方向のインタフェースを提供しています。POSデータは、セキュリティ管理担当が起こっていることを監視できるように、ビデオカメラによって捕らえたデータと合成されます。
POSシステムは、様々な電子機器を操作し、サードパーティのアプリケーションと連携することができます
利点
「これまでに、20店が新システムに移行し、フィードバックは非常に肯定的でした」とJurichは説明します。「小売店にとっての利点は、新システムの安定性、新機能、使い易い最新のユーザー・インターフェースです。」
「小売店は、日中にバックオフィスのサーバーやPOSクライアントの電源を不注意に切っても、電源を入れれば全てが復帰します。コミットメント・コントロールは、新デザインの中で大きなプラス要因です。」とJurichは続けます。
「多くの機能と導入オプションにより、それなりに複雑なアプリケーションである一方で、直観的に理解できる作りになっています。判り易いトレーニングは、レジ係で約20分、店長でも20分です。」
「IT観点から、LANSAで開発されたソリューションは、VBソリューションに比べてはるかに管理が簡単です。コードはオブジェクト指向で、維持が容易です。オペレーティングシステムやデータベースのバージョン間の非互換性の悩みが解消して、時間を有効に使う事ができます。」とJurichは話しました。
最大の利点は、システムがハードコードされておらず、データドリブンであることです。アプリケーションを動作させるためにデータを使うことにより、1つのアプリケーションの中でユーザーに見せないオプションを用意することで、個別のルック&フィールを提供することを可能にしました。ユーザーが、認可されている機能だけ見れるようにすることで、役割をベースにしたセキュリティは、更にルック&フィールを拡張しています。場合によっては、機能の中で画面レベルでセキュリティは設定されます。最適化と整理された画面デザインで、システムを使い易く、小売店の生産性を向上させます。
バージョン間の非互換性の悩みから解放されることで時間を有効活用
結論
「ユーザー・インターフェースは大幅にアップデートされ、プロセスが簡素化して、ユーザーが設定可能な柔軟性はシステム全般に亘り追加されています。私達はそのシステムを、個別の小売業者によって、個別の小売業者のためにデザインされたシステムと呼んでいます。」とJurichは言っています。「個別の小売業者が、チェーン店が使う機能に匹敵、あるいはそれをしのぐシステムを、はるかに少ないコストで導入することを可能にします。」
「何年も前に、誰かが『あなたがプロジェクトに割り当てる人が、あなたの将来を開拓していることを忘れるな』と言っていたのを覚えています。ほとんどのマネジャーは、'諦められる'人をプロジェクトチームに割り当てます。なぜ、諦められる人にあなたの将来を託することができるのでしょうか? 代わりに、諦められない人を割り当てるべきです。そうすれば、彼は全ての場合において、その分野に特化したエキスパートになります。だから、プロジェクトの開始に当たり、私は3つの卸売業者のそれぞれに、諦められない人をプロジェクト専任で割り当てるように頼み、個人をそれぞれ選びました。その結果、再び何年も前に聞いた話が正しかったことが証明されました。有能なビジネスアナリストが参加することで、素晴らしいシステムを迅速にお届けする私達の能力を高めることができました。」とJurichは結論づけました。
「システム開発には、良い、早い、安いの3要素がいつも要求されるという古い金言ががあります。現実においては、2つは選択することができたとしても、3つ目がトレードオフになることに多くの人が気が付いています。例えば、良い物で、早くできる物かもしれまないが、それは安くはないでしょう。あるいは、早くできる物で、安い物は、多分良い物とは言えないでしょう。しかし、私達はLANSAを使ってこの3つを成し遂げることができました。成果物の完成度は高く、他のどの言語でそれらを開発するよりもずっと早く開発でき、最終的な結果は、他の方法を使うより大幅に安く仕上げることができました。」
良い物を、早く、安くの3つの要素が希望だが、現実は2つの実現が限界、LANSAは3つ全てを実現
会社とシステムの情報

- DUMACは、個別の小売業者向けに、より良い小売りのオートメーションを提案するための技術を研究、開発する会社です。DUMACのソリューションは、1000ヶ所以上の小売業者で利用されています。
- DUMACのLANSAで開発してPOSとバックオフィスシステムは、SQL Anywhereを搭載するWindowsクライアントとWindowsサーバーで稼働します。
- 詳細はwww.dumac.com/services/grocery_retailをご覧ください。