IBM i アプリケーションをRAMPでモダナイズする理由|段階的刷新のメリット

IBM i アプリケーションは、今なお多くの業界でビジネスの中核を担っています。一方、急速に進化するデジタル環境に対応するためには、IBM i のレガシーアプリケーションのモダナイズは不可欠となっています。パフォーマンスと適応力を高め、会社全体のアジリティを向上させるためにも、基幹システムの刷新が必須です。
このIBM i のシステム刷新で活躍するのがRAMPです。LANSA製品であるRAMP (Rapid Application Modernization Process) は、IBM i のレガシーシステムと現代のビジネス要件とのギャップをシームレスかつ柔軟に埋めていきます。RAMPは、グリーンス・クリーンからグラフィカルユーザーインターフェース (GUI)への移行や、5250 モダナイゼーションを長期的にサポートし、リスクとコストを抑えながら、順次進めていきます。モダナイゼーションをフェーズごとに実施することで、業務への影響を最小限に抑えながら、使いやすさと拡張性を向上させていきます。また、Windows、Linux、macOS、iPad、Android タブレットなど、さまざまなデバイスにおけるユーザーエクスペリエンスを複合アプリケーション・フレームワークを使って向上させ、段階的にシステムの改革を実施します。
IBM iモダナイゼーションにRAMPを活用するメリット
RAMPは、IBM i アプリケーションをモダナイズするための強力なツールです。
RAMPは漸進的なモダナイゼーション・アプローチを採用し、現在の業務運用への影響を最小限に抑えながらシステムの刷新を実施します。そのため、企業はIBM i のレガシーアプリケーションを一から再構築する必要がなく、段階的なスムーズな移行が可能となります。
従来のコーディングとローコード開発を組み合わせたRAMP のハイブリッド手法を使うことで、プロジェクト遅延のリスクを軽減でき、素早く展開することが可能です。また、テストと検証が継続的にサポートされるため、エラーを削減しながら、刷新されたシステムがビジネス要件に合っているかを確認し、モダナイゼーションのスピードを向上させることができます。
RAMPでは、モジュール型フレームワークを活用した段階的なアップデートが実施できるので、初期コストを抑えながらモダナイゼーションを継続し、リソース配分も戦略的に行うことが可能です。
IBM iモダナイゼーションを支援するRAMPとは
RAMPは、5250アプリケーションをWebベースのインターフェースに変換し、その上に新たな機能を構築することでモダナイズが実現できる、強力なフレームワークです。Visual LANSAを併用することで既存のビジネスロジックやデータベース構造を再利用でき、モダナイズのプロセスを簡素化し、シームレスな新機能の統合が可能です。システム全体を刷新する必要もないため、業務への影響を最小に抑えながら、最新の標準に準拠した最適なユーザービリティや柔軟性を実現でき、レガシーシステムの刷新を加速させることが可能です。
RAMP には aXes Lite が含まれており、グリーンスクリーン・アプリケーションをコーディング無しにWeb化することが可能です。この機能1つを取っても、刷新されたシステムを素早くユーザーのもとへ提供でき、新規開発に要する時間と労力を大幅に削減できます。RAMPを導入することで、非効率なアプリケーションの寿命を延ばすとともに、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、デジタル変革に対する適応力を高めることができるのです。
RAMPは、モダナイゼーションの推進だけでなく、既存システムの老朽化を防ぐ役割も果たします。新しいWeb 2.0 スタイルのモジュールを IBM i アプリケーションに追加することで、進化するビジネスニーズに対応した、柔軟なソリューションが提供されます。RAMPの持続力のある価値と柔軟な対応力により、モダナイゼーション実施時の投資効果を最大化することができ、競争力やコスト効率も向上します。
IBM iモダナイゼーションでRAMPを選ぶ理由
RAMPの主な特徴とメリット
RAMP は、レガシーシステムのモダナイズを実現する、優れた包括的ソリューションです。段階的なアプローチを採用することでリスクを最小限に抑え、スムーズな移行を実現します。ユーザー目線の設計により、操作性と生産性は向上し、コスト効率の高いアップデートとシームレスな統合機能を活用することで、業務に大きな打撃を与えることなく、進化するビジネスニーズに対応できるようになります。
柔軟性、拡張性、革新性を兼ね備えたRAMPは、企業の業務プロセスの効率化や将来の変化に対応するシステムの構築、それに伴う長期的な成長をサポートします。業務の効率向上とビジネスの長期的な成功のための最適な選択肢がRAMPです。ここからは、その理由をご紹介します。
段階的なIBM iモダナイゼーションで業務への影響を最小限に
RAMPでは段階的なモダナイゼーション戦略が導入されるため、日常の業務に支障をきたしません。RAMPのモジュール型アプローチでは、一度にシステム全体を刷新するのではなく、アプリケーションを段階的にモダナイズするため、既存システムの中核機能を維持しながら、ユーザー・インターフェースの刷新や新機能の追加が可能となります。
あるお客さま (PartyLite) はRAMPを導入して、カスタマーサービスのERPモジュールを段階的にモダナイズされました。このモダナイズでは、複数の独立プログラムが、ナビゲートしやすいタブ形式のアプリケーションとして統合されました。カスタマーサービスの担当者は、この便利な新しいインターフェースを使って、素早くかつ効率的にツールにアクセスできるようになり、コールセンターの生産性が向上しました。
段階的なアプローチを採用することで、大規模な業務中断を回避でき、よりスムーズで効率的なモダナイゼーションを実現できたのです。
グリーンスクリーンをWeb化し、操作性を向上
RAMPを使って、時代遅れのグリーンスクリーン・アプリケーションを、最新で直感的に操作できるWebベースのユーザーインターフェースに転換できます。テキストベースの複雑なナビゲーションが、視覚的に分かりやすく、使いやすいレイアウトに置き換えられるため、ユーザー・エクスペリエンスが大幅に向上します。こうしたユーザーフレンドリーなインターフェースは、現オペレーターの生産性を向上すると同時に、新規ユーザーも短期間で習得できます。
実際、先ほどのお客さま (PartyLite) は、RAMPの機能を活用して、従来の旧型インターフェースをモダンで使いやすいUIに刷新しました。この新しいUIでは、商品・コンサルタント・注文情報の検索やソート機能が刷新されただけでなく、配送状況を追跡できるWebアクセスも統合され、カスタマーサービス担当者の操作性が大幅に向上しました。また、新たに統合されたWebアクセス機能により、担当者は配送状況をシームレスに確認できるようになったのです。このようにインターフェースを刷新することは、単なるテクノロジーのモダナイズだけでなく、業務アプリケーションの扱い方そのものまで改善することができるのです。
段階的なアップグレードでモダナイゼーションのコストを抑える
RAMPは、モジュール単位のアップグレードをサポートしているため、必要なビジネス領域を選択してモダナイズでき、リソースを効果的に活用できます。まずは中核のコンポーネントをRAMPでモダナイズしてその効果を確認した後、必要に応じて他の領域を段階的にモダナイズすることも可能です。既存のビジネスロジックやデータベース構造も再利用できるので、開発コストを最小限に抑えながらレガシーシステムの価値も最大限に活用できます。この手法により、多大なリソースを無駄にすることなく、実用的かつ費用対効果の高いモダナイゼーションが実現でるのです。
RAMPの機能拡張で将来の変化に対応できるIBM iシステムへ
RAMPのモジュール型フレームワークを使って既存システムに新機能を統合できるので、拡張性の向上とともに、将来にわたる成長もサポートされます。RAMPを使ってAS/400のERPソリューションをカスタマイズしたお客さま (PartyLite) にとっては、この柔軟性が重要な鍵でした。それまで利用していたバラバラの外部システムを排除して、統一されたリアルタイムのインターフェースへ移行することで、業務運用を大幅に簡素化できました。
また、RAMPの適応性は非常に高く、複雑な在庫予測や分析ツールも簡単に導入できたのです。
その結果、このお客さまは大量のデータや複雑なデータベース・クエリーも効率的に管理できるようになりました。さらに、RAMPの柔軟性の高い設計により、この会社のシステムはビジネス要件の変化に合わせて、継続的に進化・拡張することが可能となりました。将来の変化にも対応できる基盤が確立されたことで、お客さまは業務の安定と効率を維持しつつ、継続的なイノベーションを推進できるようになったのです。
IBM iモダナイゼーション|RAMPと完全再構築を比較

レガシーシステムをモダナイズする際、多くの企業は「システムを全面的に再構築するか」、それとも「RAMPのハイブリッド・アプローチを活用するか」という重要な判断を迫られます。では、それぞれのアプローチを比較してみましょう。
RAMPのハイブリッド・アプローチと完全再構築の違い

企業が完全な再構築を実施する際は、新しいアーキテクチャやユーザーインターフェースを一から構築する必要があります。コードの作成、機能の実装、システム構築のすべてを一から行うため、多くの時間と多額の投資、さらに開発の各段階において相当な力を注ぐことが求められます。また、プロジェクトの遅延、予算の超過、業務要件を十分に満たせないなどのリスクも高まります。
一方、RAMPは、従来のコーディングとローコード開発を統合開発環境 (IDE) 内で結合させる、ハイブリッド・アプローチを提供します。段階的にアップデートすることが可能なため、継続的に新機能をテスト・検証することができ、問題を早期に発見・解決できます。さらに、RAMPの段階的な開発アプローチを取ることで、既存業務への影響を最小限に抑えながら、より早くロールアウトでき、コスト効率が高く、リスクの低い、導入スピードに優れたソリューションとなります。
RAMPで進めるIBM iの段階的モダナイゼーション
RAMPは、レガシーな IBM i システムと現代のビジネス要件とのギャップを埋める効率性の高いソリューションです。IBM i システムのモダナイズにおいて、柔軟かつ構造的なアプローチを提供し、業務への影響を最小限に抑えながらスムーズな移行が実現できるため、コスト効率が高く効果的な方法です。さらに、今後もIBM i システムを利用し続けることが可能です。
RAMPのハイブリッド・アプローチを採用することで、大規模な初期投資を抑えて段階的に更新することができます。継続的にテストを実施しながら、迅速に導入ができ、リスクも低減できます。IBM i システムの信頼性と拡張性を維持しながら、進化する企業のニーズにも柔軟に対応することができるのです。
IBM iモダナイゼーションでRAMPを検討する方へ
大規模なコーディング作業を避けて、アプリケーションをモダナイズし、新機能や使いやすいユーザーインターフェースを実現したいとお考えですか?
RAMPを活用すれば、開発期間を大幅に短縮することが可能です。詳細はランサ・ジャパンまでお問い合わせください。
作者について
トリー・ドグラ
エンタープライズ・アプリケーション、クラウド・ソリューション、ITインフラストラクチャを担当。IBM i および Windows 向けのソフトウェア開発とシステム統合に焦点を当てています。















