IBM i とは?知っていると便利な情報
IBM i とは?
IBM i (以前のAS400、後にiSeriesと改称) は、幅広いビジネス・アプリケーションを支える統合オペレーティング・システムです。IBM i は卓越した信頼性とセキュリティで知られ、組織における重要な仕事を支えつつ、業務の効率化を可能にします。データベース、ミドルウェア、オペレーティングシステムをすべて単一の統合環境に組み合わせることで、運用効率が向上すると同時に、複雑な仕組みが単純化されます。
信頼性とパフォーマンスが重視される金融、製造、小売、医療業界を始め、多くの業界において、信頼できるソリューションとしてIBM i は、高い評価を受けています。特に、企業資源計画 (ERP)、大量トランザクション処理などのミッションクリティカルなアプリケーションのサポートに優れた力を発揮します。
IBM i は、最新システム、レガシー・システムのいずれにも統合可能なため、企業はコア業務の安定性と整合性を保ちながら、イノベーションを推進できます。また、IBM i は今後も信頼性の高い、効果的なプラットフォームであり続けることに変わりはないので、企業の生産性向上、システム簡素化、競争力維持にこれからも貢献することでしょう。
IBM i の略歴
IBMは進化するビジネス・ニーズや技術の進歩を反映するために、長い年月の間にオペレーティング・システムやサーバーの名前を変更してきました。IBMシステムは1978年の導入以降、信頼性、パフォーマンス、シームレスな統合において高い評価を維持しながら、新たなビジネス・ニーズに適応し続けています。
System/38からIBM i に至るまで、IBMの各プラットフォームは主要アップグレードを通じて新機能を導入し、時代の先端を行くビジネス運営をサポートしてきました。以下は、IBM i の歴史における主なマイルストーンと各アップデートで導入された主機能の概要です。
年 | ハードウェア | オペレーティング・システム | アップグレードの主な機能 |
---|---|---|---|
1978 | System/38 | CPF | フラットファイルシステムとRPG IIを使用する中小企業向けのミッドレンジ:コンピューターを導入。現在はDb2として知られる、リレーショナル・データベースも付属。 |
1983 | System/36 | System/36 | オブジェクト・ベースのオペレーティング・システムとリレーショナル・データベース(Db2)を導入。 |
1988 | AS/400 | OS/400 | 高度なインターネット技術と統合eビジネスサポートを導入。企業がWebベースのアプリケーションを使用できるよう、Javaサポートを追加。 |
2000 | I Series | OS/400 | iSeriesのリブランディングにより、LinuxとWeb対応アプリケーションのサポートが追加され、スケーラビリティが向上。 |
2006 | System i | i5/OS | System i にリブランディングされ、Webサービスと仮想化機能の統合を反映。 |
2008 | IBM Power Systems | IBM i | 組み込みデータベース (DBMS、DB2/400)、メニュー駆動型インターフェース、マルチ・ユーザーおよびダム端末 (IBM 5250) のサポート、プリンター、セキュリティ、通信機能が装備された単一の統合サーバーが登場。 |
プラットフォームを一貫して進化させてきたIBMは、安定性と後方互換性を維持しつつ、最新技術 (JAVA、XML、クラウド機能など) を統合してきました。こうして、新旧システムをサポートするプラットフォームとしての信頼性を確立することができたのです。
昨年IBMより、IBM iの永続ライセンスからサブスクリプション・ベースのモデルへの移行が発表されました。このサブスクリプション価格への移行は、IT関連費用を予測可能かつ調整可能なものにしたいという需要の高まりを反映したもので、企業はIT予算をより適切に管理しながら、新機能やアップデートの取得することができ、現代の激しい競争社会において一歩先をリードすることができます。
IBM i とAS/400の違い
長い歴史を持つ IBM i と AS/400 は比較対象となることも多いですが、進化、機能、現代のIT環境への適用度という点においてはまったく異なるものです。以下は両者の簡単な比較です。IBM i が AS/400からどのように進化し、企業が持つ現代のニーズにどう対応しているかを理解することができます。
プラットフォームの進化
AS/400:AS/400 は中規模の企業向けに設計された統合ハードウェア・OSソリューションとして1988年に導入され、強力なデータ処理能力を提供しました。
IBM i:IBM i はOS/400のリブランディングとして、IBM Power Systemsハードウェア上で動作するオペレーティング・システムとして2008年に登場しました。AS/400 と異なるのは、IBM i はオープンソース・ツール、クラウド統合、スケーラビリティの向上といった最新技術が統合され、より広範なビジネス運営をサポートできるようになった点です。
ハードウェアとアーキテクチャ
AS/400:AS/400は独自のハードウェア・アーキテクチャに依存していました。堅牢なシステムではあるものの、最近のシステムのようなハードウェアのスケーラビリティはありませんでした。
IBM i:進化の過程において、AS/400アプリケーションとの後方互換性を維持しつつ、最新のハードウェア・アーキテクチャのサポートが追加されました。
ソフトウェアとエコシステム
AS/400:AS/400はレガシー・プログラミング・モデル (RPG IIIやCOBOLなど) に限定されており、最新機能 (Web技術やオープン・スタンダードなど) との互換性がありませんでした。
IBM i:それとは対照的に、IBM i はPython、Node.js、Javaなどの幅広い最新プログラミング言語がサポートされています。また、分析やモバイルアプリケーション開発、クラウド統合のためのツールも提供されています。
ビジネス・モデル
AS/400:従来の永久ライセンス・モデルを採用していました。
IBM i:最近になって、IBM i はサブスクリプション・ベースのライセンス・モデルに移行し、企業により大きな柔軟性とスケーラビリティを提供しています。
上記のような違いは、AS/400からIBM i へのシームレスな移行を示すもので、新しい技術に適応すると同時に、レガシー・アプリケーションの後方互換性も維持されています。こうした努力の継続により、IBM i は現在のビジネス・ニーズに対応できているのです。
IBM i 独自の主な特徴
IBM i(AS/400)アーキテクチャは独自の機能を提供することで、ユーザーのニーズに継続的に応え、市場でも大きく成功してきました。以下に、IBM i 独自の主な特徴です。
オブジェクト・ベースの設計
IBM i はオブジェクト・ベース設計を採用しており、すべてのファイル、データ、プログラムがオブジェクトとして扱われており、オブジェクトの永続性が保持されると同時にガベージ・コレクションも組み込まれています。この設計は、AS/400およびそのオペレーティング・システムによって導入された大きな革新の1つでした。IBM i の初期バージョンのリリース以前では、Unix ベースのシステムは「すべてがファイル」というソフトウェア・アーキテクチャのスタイルに依存していました。
サードパーティのオペレーティング・システムをサポート
多用途性で知られるIBM i は、サードパーティのオペレーティング・システムもサポートします。IBM i は同じハードウェア上で複数のオペレーティング・システムを実行できるため、多くのユーザーから長く支持されてきました。サポートされるオペレーティング・システムには、Microsoft Windows 2000、Windows Server 2003、Linux、SSP、AIXなどが含まれています。
統合アーキテクチャ
IBM i は、オペレーティング・システム、データベース(Db2)、ハードウェアといった、すべてのシステム・コンポーネントを単一の統合プラットフォーム上で実行します。この統一アプローチのおかげで複雑な仕組みが省かれ、効率が向上します。また、複数の別のソフトウェアに依存する他システムと比較しても管理が容易です。
下位互換性
IBM i の主な利点の一つとして、古いAS/400システム用に作成されたレガシー・アプリケーションとの後方互換性が挙げられます。後方互換性があることで、企業は既存システムを完全に置き換えることなく、アプリケーションの最新化をはかり、機能を拡張することができます。
IBM i の統合
内部システム
IBM i では強力なシステム統合ツールが内部に装備されているため、ミドルウェア、データベース、アプリケーションなどの組み込みコンポーネントを簡単に統合することができます。以下は、重要な役割を担う内部統合の例です。
- データベース互換性:エンタープライズ・ソリューション (Oracle、SQL Server、Db2など) からオープンソースデータベース (MySQLなど) まで、さまざまなデータベースと簡単に統合できます。
- エンタープライズ・システム:主要エンタープライズ・システムに接続して、ビジネス運営の効率化を図ることができます
- CRMシステム:顧客関係管理ソリューション (Microsoft Dynamics CRM、Salesforce、Hubspot CRM、SugarCRMなど) との統合が可能です。
- ERPシステム:人気の企業資源計画プラットフォーム (LANSA Commerce Edition、SAP、Oracle E-Business Suite、JD Edwards、Microsoft Dynamicsなど) との互換性があるため、ビジネスのワークフローを最適化することが可能です。
- サプライチェーン管理システム:SCMツール (JDA、Oracle SCM Cloud、Manhattan Associatesなど) との統合が可能です。
- HRMシステム:人事管理プラットフォーム (SAP SuccessFactors、Oracle HCM Cloud、Workdayなど) とも統合できます。
- その他のアプリケーション:さまざまな内部アプリケーション (会計システム、ファイル・サーバー、Webアプリケーション、レガシー・ソフトウェアなど) との統合が可能なため、ITインフラ全体の通信やシームレスなデータ共有を行うことができます。
外部システム
IBM i では、外部のさまざまなシステムや技術との強固な統合を可能にする機能が提供されており、本来の環境が持つ機能を大きく拡張させることができます。ハイブリッドIT環境においてはIBM i システムが最新のクラウド・ベースのアプリケーションやモバイル・デバイス、外部データベースなどと通信する必要があるため、この機能は特に重要となります。以下に、外部統合の主なものを紹介します。
- クラウド・プラットフォームの統合:主要なクラウド・サービス (Microsoft Azure、Google Cloud Platform、Amazon Web Services (AWS)など) とシームレスに接続し、スケーラビリティとハイブリッド・クラウド機能を提供します。
- モバイル接続:モバイルのオペレーティング・システム (iOSやAndroidなど) との統合が可能で、データやアプリケーションへのリアルタイムのアクセスを実現できます。
- ソーシャルメディア統合:人気のソーシャル・ネットワーク・プラットフォーム (Facebook、X (旧Twitter)、LinkedInなど) との統合がサポートされています。
- Eコマース・プラットフォーム:プリケーションとEコマース・システム (Shopify、Magento、Amazon Marketplaceなど) を簡単に接続できます。
- 金融システムの統合:銀行、支払いゲートウェイ、金融データ・プロバイダーとのシームレスな接続が可能です。金融取引がよりスムーズになるとともに、充実したレポート機能も提供されます。
- サードパーティとの互換性:APIやWebサービスを活用することで、IBM i は物流プロバイダー、配送会社、データ・ベンダー、その他のサードパーティ・ソリューションと簡単に接続でき、効率的な協力関係が実現できます。
統合メソッド
IBM i では以下のようなさまざまな統合メソッドが提供されており、異なる技術との互換性が保証されています。
- ミドルウェア:ミドルウェア (IBM MQやIBM Integration Bus(IIB)など) を利用することで、企業内および異なる企業間の多様なアプリケーション、システム、データソースの統合をスムーズに行うことができます。
- APIとWebサービス:Webサービス (RESTful、SOAP) や事前構築のカスタムAPIを利用した最新のアプリケーションとの統合がサポートされているため、IBM i と外部システム間のスムーズな相互作用が可能です。
- データ転送:構造化ファイル形式 (CSVやXMLなど) を使用した安全なデータ転送が可能です。
- データベース直接接続:外部データベースに直接接続でき、データへのリアルタイムアクセスや操作が行えます。ODBCやJDBCなの手法を使って、さまざまなデータベースとの処理が可能です。
このような統合機能が提供されているため、IBM i は広い範囲のIT環境においてシームレスに動作します。ですから、今後もオンプレ、クラウド、またはハイブリッドのインフラ環境における、柔軟かつ強力なソリューションであり続けることは間違いありません。
アプリケーションをIBM i で実行するメリット
類まれなパフォーマンスとセキュリティを誇るIBM i は、進化するテクノロジー環境への適応性も高いことから、現在も企業アプリケーションの基盤としての地位を維持しています。レガシー・アプリケーションを最新アプリケーションをシームレスに統合する機能を活用することで、企業は重要な業務を維持しつつ、改革を進めることができます。
変化を続ける今日の技術的な要求に対応するためには、IBM i のアプリケーション実行を継続することが価値ある選択肢となります。以下はその理由です。
- セキュリティ強化:IBM i は強力なセキュリティ・アーキテクチャを持つことで知られています。高度な暗号化技術とユーザー・レベルの制御を採用することで、ビジネスの機密情報を保護し、基幹業務を守る安全な環境を提供します。
- 抜群の安定性と信頼性:IBM i の設計は可用性が高く、非常に信頼性が高いことで有名です。この信頼性の高さが、多くの業界 (製造、金融、医療など) で業務遂行に不可欠なアプリケーションが IBM i に任せられてい理由のひとつで、最小限のダウンタイムで実行できる、信頼できるプラットフォームとなっています。
- コスト効率:IBM i プラットフォームは、信頼性の高さ、寿命の長さ、総所有コスト (TCO) の低さで知られており、IT予算の最適化を図る企業にとっては最適のオプションです。信頼性が高いため、システム障害も少なく、維持管理コストが削減できます。さらに、開発者のコミュニティが活発なため、アップデートやサポートが定期的に提供されています。そのため、企業はシステムのアップグレードを頻繁に行うことなく、知的財産の構築を継続でき、長い目で見ると結局は非常に優れた価値を提供するプラットフォームであることが分かるのです。
- 下位互換性:IBM i 独自の特徴の一つに下位互換性があります。つまり、AS/400 のレガシー・アプリケーションを使用している企業は、互換性の問題を心配することなく、IBM i の運用を継続できます。
- 優れたパフォーマンス:IBM i の統合データベース(Db2)に加え、高負荷のワークロードを最適化する機能が装備されているため、パフォーマンスが大幅に向上します。また、組み込みの診断ツールを使用すれば、さまざまなシステムに関する問題を迅速に解決することができます。
- スケーラビリティ:IBM i では優れたスケーラビリティが提供されており、需要の大きさに応じたシステム拡張が可能です。新規ユーザーの追加から、ストレージ容量の拡大、大規模ワークロードの管理まで、IBM i はパフォーマンスを損なうことなく、拡張することができます。
- 最新技術のサポート:IBM i システムでは、ビッグデータ分析、クラウド統合、モバイル・アプリなどの最新技術もサポートされます。このような先進技術との統合が可能なため、用途が広いプラットフォームとなっています。
IBM i のレガシー・モダナイゼーションが不可欠な理由
テクノロジー主導の環境において競争力と効率の維持を求めるのであれば、IBM i アプリケーションのモダナイゼーションは不可欠です。信頼性とセキュリティの高さで知られるIBM i ではありますが、多くのIBM i システムは依然古いグリーンスクリーン・アプリケーションに依存しているため、現代のビジネス・ニーズに対応することが難しいのが現状です。以下はIBM i システムをモダナイズする必要がある理由です。
ユーザー・エクスペリエンスの向上
標準グリーンスクリーンが装備された既存のIBM i のレガシー・アプリケーションは、直感的なデザインではなく、レスポンシブでもないため、生産性が低下します。アプリケーションをモダナイズすることで、企業は直感的なインターフェースを作成でき、新機能の統合や定型業務の自動化も可能なため、ユーザー・エクスペリエンスが全体的に向上し、効率も上げることができます。
最新技術との互換性
IBM i システムの多くは、いまだ数十年前に設計されたアプリケーションやプロセスに依存しています。IBM i アプリケーションをモダナイズすることで、最新技術と互換性を持つようになり、新しいツール (クラウド・プラットフォーム、API、IoTデバイス、AI駆動の分析など) とのシームレスな統合も可能になります。進化し続ける今日の環境において一歩先を行くためにはモダナイズは不可欠です。
コスト削減
レガシー・システムの維持管理は、老朽化したハードウェアや専門技術者の不足などにより、非常にコストが高くなる場合があります。IBM i システムをモダナイズすることで、パフォーマンスの最適化やワークフローの合理化を推進できる最新技術をが用できるため、コストを削減し、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
収益の増加
レガシーIBM i アプリケーションはモノリシック (全体が緊密に一体化) な性質のため、異なるプラットフォームとの統合が容易ではありません。ですが、IBM i をモダナイズすることで、新機能、サービス、ソフトウェアの統合が簡単にできるようになります。統合が簡単になることで、新しい機会を探求し、ユーザーのニーズをそれまで以上に満たすことができるようになるため、最終的には収益の増加につながります。
IBM i アプリのモダナイゼーションの過程をLANSAで変革
テクノロジー主導の今日の環境において、競合他社に対抗して優位な立場を得るためには、時代遅れとなったIBM i アプリケーションのモダナイズは避けられない選択肢となっています。アプリケーションのモダナイゼーションを行うことで、アジリティ、スケーラビリティ、レジリエンスを高めることができ、将来の変化に備えることができます。
IBM i アプリケーションのモダナイズのための強力なモダナイゼーション戦略が必要でしょうか?LANSAが提供する、Visual LANSA、RAMP、aXesなどのツールを活用することで、IBM i アプリケーションを最新のWeb、モバイル、デスクトップ・アプリケーションに変革し、IBM i の強みを維持しながらも、新しい技術を取り入れることが可能です。IBM i アプリのモダナイゼーションについてのご相談は、こちらにお問い合わせください。
FAQ (よくある質問)
IBM i と他のオペレーティング・システムとの違いは?
IBM i は多くのオペレーティング・システムとは異なります。IBM i が他の汎用システム (Linux、Windows、Unixなど) と異なるのは、オペレーティング・システム、データベース、ミドルウェアをひとつの統合アプリケーションに組み合わせた統合プラットフォームであるという点です。この統合型アプローチにより、管理が簡素化され、信頼性が向上します。
IBM i をモダナイズする方法は?
IBM i システムをモダナイズすることで、効率を向上させ、ユーザー・エクスペリエンスも強化できるので、デジタル環境下の競争力が維持できます。LANSAは、IBM i をモダナイズするための様々なツールを提供しています。IBM i のモダナイゼーションのためのLANSAの代表的なツールは以下のとおりです。
- Visual LANSA:プロフェッショナルなローコード・プラットフォームです。アプリケーションを迅速に開発でき、モバイル、デスクトップ、Webアプリケーションの開発のコーディングを最小限に抑えることができます。
- RAMP (Rapid Application Modernization Process ):モダナイゼーションを段階的に行うことができます。企業は現機能を維持しながら、独自のペースでIBM i アプリケーションの更新が可能となります。
- aXes:IBM i ユーザー用に特別に開発されたツールです。ソースコードを変更することなく、レガシーIBM i 5250アプリケーションをWeb対応に変換できます。モダンなインターフェースにスムーズに移行できます。
- Potalize:ユーザー・フレンドリーでモダンなWebポータルを素早く作成できる強力なフレームワークです。事前に構築されたポータル・コンポーネントを使用してユーザー・インターフェースを迅速にモダナイズでき、開発者はアプリケーションのロジックと機能に集中できるようになります。
IBM i を使用している企業のタイプは?
IBM i は、高い信頼性、スケーラビリティ、およびセキュリティを必要とする業界の企業に広く使用されています。以下のような業界の企業が含まれています。
物流、配送、トラック輸送、医療製品の製造・流通 、金融 、保険 、製造 、運輸 、小売 、銀行
AS400システムを現在も利用している業界は?
堅牢性と信頼性が高い上、長年運営ビジネスと統合されているため、現在もAS/400 (現在のIBM i) に依存している業界は多いです。AS/400を利用している代表的な業界としては、小売、製造、金融、ヘルスケアなどが挙げられます。
IBM i がサポートするプログラミング言語は?
IBM i では以下のプログラミング言語がサポートされます。
RPG、COBOL、C、C++、Java、SQL
IBM i はクラウド統合をサポートできる?
はい。IBM i はクラウド統合をサポート可能です。Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)などの主要なクラウド・プラットフォームとの統合がサポートされています。IBM i のハイブリッド・クラウド機能を使ってクラウド・サービスとオンプレミス・システムを組み合わせることも可能です。組み合わせることで、スケーラビリティ、柔軟性、創造性を向上させることができます。
IBM i はスケーラブル?
はい。IBM i は高いスケーラブル機能を持つので、小規模の企業から大企業まで、あらゆる規模のビジネスでご利用いただけます。このスケーラビリティは、IBM Power Systemsのハードウェアによって実行され、企業は成長する需要のサイズに合わせて、処理能力、メモリ、ストレージをシームレスに拡張することができます。